三つの平野の水源 東三方ヶ森 「精一杯楽しんで」
2011年 04月 21日
今日夕方、久しぶりに虹をみました。
太陽の横に、縦にまっすぐの虹と、頭の上に、不思議な青紫色に輝く虹でした。
神社に行き始めてから、本当によく虹を見るようになりました。
虹も何かのメッセージなのかと思ってしまうほどです。
それは、どんなメッセージなんだろう?
3月11日、あの地震が起こる一日前、新幹線の中、ちょうど岐阜あたりで、まっすぐの虹を見ました。
3月11日は、私にとっては、とても大切な日でした。
一つの夢が叶うかもしれない、とても大切な日。
その場所へと向かう途中に見たあの虹は、私には、希望の虹に見えました。
そして、11日、私たちがあることを終えてすぐでした。
あの地震があったのは。。。。
眩しい太陽の光の中に、見えた今日の虹。
どんな意味が込められているのかわからないけど、美しい光景を見せていただいたことに、感謝です。
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今日からご紹介する場所は、先日二日間で巡った重信町です。
まだ、全て行ききれていませんが、ここ重信は、数々の歴史が秘められた場所だということに、本当にびっくりしています。
少し前に、玉川のお寺の由緒に書いてあった、天之逆鋒は、ここ重信から大三島へと奉遷されたと思う神社に今回たどりつくことができました。
でも、どうして、重信の神社に、あったのか、誰が、重信へともってきたのか。
まだまだ、謎はいっぱいです。
ただ今回強く思ったことは、ここは、とても重要な場所で、
古代から「水」の源の一つの場所として、信仰されていた場所だということ。
そんな、重信の地を、数回にわけてご紹介したいと思います。
ここ重信町には、高縄半島の中で一番高い山と言われる 東三方ヶ森(ひがしさんぽうがもり)という山があります。 三つの市、東温、今治、西条の市境が交わる位置にそびえています。
そして、その三つの市が交わる点を、三角点とよんでます。
今も、昔と変わらず、豊かな森で覆われ、三つの平野を潤す、水の源です。
南は道後平野一の河川、重信川、北は今治平野に流れ込む蒼社川、東は丹原平野を潤す源なのです。
古代の人々が、もっとも大切におもっていた 「水」 の源です。
今回まず私たちが向かったのは、この東三方ヶ森へと向かう、152号線の道でした。
ここには、「龍神社」 もとは黒滝神社とよばれてた、雨乞いの場所だったといわれる神社があります。
この神社が、何故か気になり、まずいってみることに。
いつものように、はっきりと場所がわからないまま、とりあえず、車を走らせました。
そして、いつものように、行った後、家に帰って気になる場所を調べていると、いろんなことがわかりました。
152号線は、東三方ヶ森の麓へとつくまでに、二つの伝説の山があります。
重信に近い方から、福見山、そして、明神ヶ森その向こうに、東三方ヶ森。
今回、行ってはいないのですが、この福見山には、不思議な伝説があります。
天竺(印度)の法道仙人が開基した。法道は紫雲にのり来朝し、播磨の法華山で修行し、飛鉢の術を会得した。法道仙人がこの山で修行していると、瀬戸の沖合を行く船に鉢が飛んできた。船主が断ると積んでいた米俵が次々と山に飛び去った。船主は慌てて法道仙人に詫びを入れると、米俵が戻ってきた。そういうことで俵飛山と呼ばれた。米俵の一つが川上に落ちたので、以来この地の人が裕福になった。福見と呼ばれ、俵飛山福見寺と称した。
という伝説です。
天竺からやってきたという、法道仙人。
兵庫県に、この伝説が残っていますが、ここ重信にも、法道仙人の伝説があったのです。
この福見寺は、現在も、福見山の山の中にあります。
いつか、行ってみたいです。
そして、もう一つの山、明神ヶ森。
ここは、古代、雨乞いの場所だったといわれいます。 現在、明神ヶ森に行く途中の黒滝川の近くにある
龍神社は、最初は、この森にありました。
神社には、十二躰の御神像があり、雨乞神として霊験あった神社だと言われています。
雨乞神、ここも、もしかしたら、瀬織津姫を祀っていた場所かもしれません。
今回は、残念ながら、龍神社には行くことができませんでした。 というのも、普通の車ではいけるような場所ではなかったのです。 今まで行った中でも、車で行くには、一番の難所かもしれません。
車を変えて、いつか必ず行ってみたいと思っています。
きっと、その前に、行くべき所があるのだと、そう思って今回は、行くのをあきらめました。
でも、その代わりに、全く行く予定ではなかった神社を見つけました。
走っている途中、ふと目に入った神社 「總東風神社(そうこちじんじゃ)」です。
山に入る前のご挨拶と、これから重信をめぐらせていただくためのご挨拶に、参拝させて頂きました。
*總東風神社
*東温市山之内甲630番地
*祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
建速須佐鳴命(たけはやすさのをのみこと)
大市比売命(おおいちひめのみこと)
猿田比古命(さるたひこのみこと)
大気津比売命(おおげつひめのみこと)
*由緒
創建年代・由緒不詳。江戸時代の社号は「總河内五社大明神」貞享4年(1687)郡代官の木材寄進により神社再建。弘化3年(1846)神殿再建。明治3年(1870)「總東風霊社」と改称したことがあるがその後、現社名に復した。
由緒に書いてありますが、ここは、創建の年代はわかりませんでした。
そして、ここには、大山積神のお名前はありません。
神社の中も、聞いたことがありません。
でも、拝殿を見てびっくり。 ここも、三島の神紋だったのです。
三島の神紋ならば、ここも、大山積神の名前があるはずなのですが、ありません。
でも、よ~く考えると、つながりのある神々ばかりです。
・宇迦之御魂神は、母が、大山積神の子、大市比売命。十六王子の、東南を司る神であり、スサノオの妻。
・大市比売命は、宇迦之御魂神の母でスサノオの妻。十六王子の東を司る神。
・建速須佐鳴命は、大市比売命の夫であり、宇迦之御魂神の父。
・猿田比古命は、まだはっきりと大山積との関係がわかっていませんが、十六王子の中の西南を司る神。
そして、この十六王子として、大山祇神社では、御前神社に鎮座しています。
御崎神社は、ちょうど大三島の西南の方向にあり、三島に渡る船着場、潮待ち場とされていたとと伝わる、
今治市波方の宮崎の鼻と言われる場所に、御崎神社として猿田比古命を祀る神社があります。
・大気津比売命は、今気になっている姫さまのひとりで、十六王子の中の、東を司る神。
イザナギとイザナミの国生みの中の徳島県(阿波国)の女神。
食物の神とされて、稲荷神として祀られることもあるのですが、スサノオと大市比売命の子、大年神の妻
とも言われています。
なんだか、ややこしなりましたので、簡単に説明をすると、猿田比古命以外は、全て家族。
大山積の子→(大市比売命)と建速須佐鳴命の子→宇迦之御魂神・(大年神の妻)→(大気津比売命)。
というわけです。
このつながりは、もちろん事実とは違うと思います。
でも、大山積神となんらかの関係のある神々には、違いはないのかなと。
でも、今回初めて、徳島(阿波の国)の女神の場所へとくることができました。
実は、少し前、(オオゲツヒメ)というハンドルネームの方と出会いました。
今まで全く気にならなかったのに姫の名前だったのですが、それから、とても気になっていたのです。
だから、今回、このタイミングで、姫の神社に来れたことにも、何だかとても意味があるような気がしています。
オオゲツヒメとセオリツヒメ。
これから、何か、わかってくるのかも?
楽しみです。
では、そんな不思議な三島の神紋をかかげる神社を紹介します。
本殿の扉に、はっきりと三島の神紋が。
ここにも
境内社
最後は、何も書いていなかったのですが、とても気になった石です。
今回の、重信最初の神社でした。
これから、東三方ヶ森への登山口近くまで向かいました。
続きは、また次回で。
「わからないから楽しい」
皆さんには、夢はありますか?
何か、いつかこんなことができたらいいな。とか、こんなこをしてみたいな。とか。
もしかしたら、もう今さら夢なんかもってなんて思っていませんか?
夢は、叶うまで、いろんな出来事が楽しい。 もちろん叶った時は、もっと楽しい。
また、夢はなかなか、簡単に叶うものではないから、途中で不安になったり、諦めようと思ったり、辛くなったり、しんどくなったりもします。
でも、人生は、いろんなことがあるから、楽しい。
どんな風にも、想像し、変えることができるから楽しい。
叶うまでに、何かにたどり着くまでに、いろんな人に出会い、いろんな場面に遭遇し、いろんなことを考え、いろんなことを経験する。 ドキドキしたり、わくわくしたり、 時には泣いたり、怒ったり。
いろんなことがあるから、人生で、
自分で作れるし、何度だってやりなおせるから、また新しい何かが生まれる。
全てが決まっていたら、人は、生きている意味を見失ってしまう。
何かに向かって、走しることが、人生なんだと、私は思います。
私も、何度も、沢山のものを失いました。 何度も0からスタートしました。
でも、そのたびに、新しい何かが始まり、また新しい出会いがあり、新しい道ができました。
明日は、何が起こるんだろう。
どんな出会いがあるんだろう。
これから、どんな展開になるんだろう。
同じ生きるなら、少しでも、そんな気持ちになれたら、もっともっと人生は楽しいものになるような気がします。
命は、いつか必ず消える時がくるのだから、限られた命を、どうか精一杯楽しんで、乗り越えていってほしい。
大切な命を、精一杯楽しんで。
神々の伝説を伝えるために、そして、
その中から自らの生き方を見つけるために、
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