天之逆矛のあった場所は? ② 「徳川神社」
2011年 04月 29日
今日から、ゴールデンウィークですね。
昨日は、ブログを書いている途中で寝てしまっていました。。。
皆さんは、どんなゴールデンウィークを過ごされるのでしょうか?
今年は、震災の影響で、旅行を自粛される方も多いと聞きます。
でも、こんな時だからこそ、元気を出して、笑顔になることも必要かな。なんて思います。
ボランティアツアーがあると聞きました。
1000人の募集があっというまにうまったとか。
うちの子供たちも、ゴールデンウィーク中は、ずっとチャリティーイベント出演する予定です。
今回の地震で、子どもたちも、それぞれにいろんなことを考えたようです。
多くの人の命が犠牲になり、人々が学ぶためにしては、あまりにもその代償は大きいものでした。
でも、もう後戻りはできません。
亡くなった人々の命を無駄にしないように、よい世の中にしていかなくてはいけないですね。
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今日は、先日の続き、天之逆矛があった場所は?です。
数回前に、ご紹介した 「徳威三嶋宮」は、神社の名前に、「徳威」がついていて、私も見つけた時は驚きました。
「こんなに早く見つかるなんて!」 と すっかり、この「徳威三嶋宮」がそうかと思いました。
でも、それから、重信を調べるうちに、他にも、この「徳威」と関係のある神社が見つかりました。
そして、これらの神社の原点?ともいえる神社も。
今日は、その中の、もう一つの 「徳威」の神社をご紹介します。
ここは、現在の住所は松山市。
重信と松山市の境目にあります。
しかし、もともとは、この場所にあったのではなく、貞和二年(1346年)くらいまでは、別の場所にありました。
現在の場所はココです。
松山市津吉町乙12番地乙13番地
神社の名前は、「徳川神社」
徳川神社という名前は大変珍しく、全国でも、徳川神社という名前の神社は、ここだけだそうです。
もともと、ここ津吉町は江戸時代まで德川村と称しており、その時期に津吉村に改名させられ、この神社は、その時の徳川村をそのまま使っているのではないかといわれています。
しかし、元は、
人皇第32代崇峻天皇の時代大三島宮より大山祇神を勧請したのが始まりとなっているのですが、
ここで一つ疑問があります。
人皇第32代崇峻天皇の時代とは、推古天皇の前で、587年9月9日 - 592年12月12日の間といわれています。
前回もお話しましたが、大三島瀬戸に、神社ができたのは、推古天皇の時代、また、それまでは、大山祇神という名前ではありませんでした。
それなのに、推古天皇より前に、大山祇神を勧請したというのは、おかしいのです。
ただ、神社という建物はなかったかもしれませんが、もうこの時代には、三島明神(瀬織津姫)が何らかの形で、あの 「みたらしの水」の場所にあったのかもしれません。
その三島明神(瀬織津姫)を、この徳川神社の元となる神社に勧請したのだと思います。
そして、その時は、現在の場所ではなく、違う場所にありました。
そのあった場所というのが、
「御所ヶ谷徳威」
という場所です。
そして、社名も
「徳威宮」 と称しており、この時期神託に依り今の地に奉遷したと伝わります。
この神社も、あの 「徳威三嶋宮」と同じく、「德威宮」と呼ばれていたことになります。
二つの三島明神が祀られる、 「徳威宮」。
もともと同じものだったのか。 それとも、別々に二つの神社が鎮座していたのか、わかりません。
しかし、どちらも、天之逆矛に関係する重要な神社だったのではないかと思います。
また、この徳川神社が、現在の場所へと移るころ、つくられた
貞和二年(1346年)作の井川水神の木彫りの神像があります。
「井川水神」 ここも、やはり水の神(瀬織津姫)の神社だったということがわかります。
また、もう一つ
文明二年(1470年)作 猿田比古神木彫りの神像の遷宮面があります。
人の顔の大きさぐらいで鼻は大きく約30㎝程あるそうです。
二つの 「徳威宮」
このどちらかに、天之逆矛はあったのでしょうか?
でも、どうして、この重信に、天之逆矛は一時的にしてもあったのでしょう?
私の推測ですが、その鍵を握る神社があります。
その神社については、また、後日ご紹介したいと思います。
では、徳川神社です。
*徳川神社
*松山市津吉町乙12番地乙13番地
*祭神
大山祇神(おおやまづみのかみ)
高龗神(たかおかみのかみ)
雷神(いかづちのかみ)
面足尊(おもたるのみこと)
惶根尊(かしこねのみこと)
猿田比古神(さるたひこのかみ)
井川水神(いかわすいじん)
*御神徳
御神格高(何事にも御利益あり)
無病息災・安産祈願
※特に高龗神の御神徳(雨水を支配する神)は非常に高く、崇敬者の方も多い!
*境内社
素鵞神社
若宮神社
白山神社
天満神社
金刀比羅神社
奈良原神社
この杜の中に神社はあります。
拝殿
本殿
神紋
境内社
ご神木
今日もありがとうございました。
素敵なゴールデンウィークをお過ごしください。
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