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標高1200mの海の神 「龍王神社」  (龍馬脱藩 第一の地 繋ぐ命)

こんばんは。
今日は、MISIAのコンサートへ。
今週、突然、招待券を頂けることになり、子供たちを連れて、みんなで行ってきました。

スタートから、ものすごい迫力の声と声量。
時間がたつごとに、どんどん引き込まれ、久しぶりに、生で素晴らしい音楽にふれることができました。

MISIAさんは、音楽は、心の栄養だと言っていました。
私も、小さいころから、音楽が好きで、3歳からピアノを始め、一時はピアニストを目指した時もありました。
物心ついたころから、いつも歌っていて、今でも歌手になれたらなりたい、なんて思ったりして。

音楽は、魂の声なのかもしれませんね。
自然から出ているパワーと同じで、音楽にも、不思議な力があるような気がします。
いつも、最後に、動画をのせていますが、いつも、ブログを書く前に、曲を選んで、その曲を聞きながら書いています。
その日、私が伝えたい何かが、その音楽にあるのかもしれません。

心の栄養。

神社や、美しい自然を見ることも、同じように、心の栄養になるような気がします。

音楽を聴きながら (できればヘッドホンで) ブログを読んで、沢山心に栄養が行き渡っていただければ
うれしいなと思っています。
 

今日は、今回の旅の最後になります。
城川町の三滝神社から、更に、高い山へと向かいます。 そこは、四国の中でも、全く景色が違う山の上、
カルスト台地です。

そして、そのカルスト台地、標高1200mに鎮座する 海の神、龍が住むと言われる池のほとりの
 「龍王神社」 です。

三滝神社から、北の更に高い山の方へと車を走らせると、大規模林道と言われる、カルストへの抜ける道があります。 全長約42kmの 大規模林道は、高知と愛媛の境を走る、林道とは思えないきれいな道です。
そして、そこから見る、四国山脈の山々の景色は、それはそれは、素晴らしい景色です。

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小さな島国、四国ですが、こんな景色を見ることができるんですよ。
そして、この山は、あの 新しい世の中を夢みた、坂本龍馬が、新しい時代を作るために、脱藩し、高知から愛媛へと一夜で、駆け抜けたといわれる、道が通っています。

文久二年三月二十四日未明土佐勤皇党の烈士坂本龍馬ら四人は、梼原村(高知県梼原村)の宮野々番所口に集合、その日を期して予土国境にある大麦峠から日吉村に出て、宇和島方面に脱藩したと伝えられています。
また一説には土居へ出て、坂石から川舟に乗り、長浜から長州へ渡ったとも言われています。

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土佐から伊予へと、足を踏み入れた時、龍馬はどんな気持ちだったのでしょう。
今の時代では、想像もできないほどの、覚悟と決意を心に誓い、伊予の土を踏みしめたことでしょうね。
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もしかしたら、今は、あの龍馬の時代と同じなのかもしれません。
偶然なのか、必然なのか、時代が変わった幕末、その新しい世をつくるために、駆け抜けた人物もまた
「龍」 と いう名前を持つ人だった。 龍の化身だったのかもしれないとさえ思えるのです。

そして、瀬織津姫(龍)が現れた今もまた、新しい時代が始まろうとしている時なのかもしれません。
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脱藩の道を過ぎ、更に林道を進み、カルスト方面の看板を目印に進みます。
林道をおり、いよいよ、カルストへ。 山の中を進んでいる、少しづつ山の雰囲気が変化していきます。
そして、目の前に、四国とは思えない草原が広がります。

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天正12年(1584)、土佐の長宗我部軍の攻撃を受けた久万大除城主・大野直昌が、元親の軍を追い払ったことから、大野ヶ原と名付けられました。

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この綺麗な草原の中に、神社は鎮座します。
沢山の観光客が訪れていましたが、神社へ参拝されていた方は、ほとんどいませんでした。
私が、参拝した時は、また、私たちだけ。 ここに、神社があることすら、目に入っていないのかもしれません。

*龍王神社(りゅうおうじんじゃ)【野村町大野が原】
*西予市野村町大野ヶ原119
*龍王大神(りゅうおうおほかみ)
  豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
*境内社: 八大龍王社(八社)
*由緒
 創祀は承応4年と伝えられ、往古より小松ヶ池(現神社裏池)に龍住んでいたといわれます。
 この池は神霊池として伝えられ、旧大洲領八ヶ村の雨乞い祈祷場所でありました。
 明治37年この地が陸軍演習地と成りし時、75日間大雨・大風が降り続き、龍神の怒りと恐れられ、二間
 角の宮を建て、奉納角力(すもう)などを行い、龍神を慰め献奉れば、直ちに晴天白日となったと伝えられる
 又、この池には見る度に位置が変わる小島(浮島)があり、社名を浮島神社と称されていた。
 昭和3年4月、社名を龍王神社と改められ、現在に至ります。

 また、ここには、美しい少女、小松姫の伝説があります。

 高知の米屋(悪徳商人)の娘、お竜は、強欲な(不正を働いた)両親を悲しんで、ある夜大野ヶ原の姫ヶ淵に身を投げました。 両親が姫ヶ淵でお竜を弔っていると、小松ヶ池に水柱が上がり、竜が現れました。
この竜はお竜の化身として竜王神社に祀られているそうです。
  お竜は昼間は姫ヶ淵に潜み、夜になると小松ヶ池に棲む大竜になって村人を驚かせたといいます。

では、神社へ。
神社は、赤い鳥居の向こうにあります。
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まずは、拝殿へ
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本殿
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そして、拝殿の裏には、龍の住むと言われる 小松ヶ池があります。
身を投げた お竜の化身と言われる龍を祀る。
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石のところまで行って 参拝します。
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見るたびに、位置が変わるといわれる 浮島は、右奥の島のことかな。
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1200mの山の上に、浮かぶ浮島そして、 龍神さま。
ずっとずっと昔から、この山の上で、自然を守り続けているのかもしれませんね。

ここは、ずっと前から、一度きてみたいと思っていた場所です。
夏休みくらいになるかなと思っていたのですが、こんなに早くくることができて本当に、うれしいです。
ここに、これるチャンスを頂いたことに、心から感謝しています。

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この美しい自然が、いつまでも続きますように。

今日の動画は、MISIAの 「逢いたくていま」 という曲です。
この曲は、現在も放送していますが、前回の 「仁」 の主題歌です。

テレビは、ほとんどみない私ですが、 今 「仁」だけは、欠かさず見ています。
「命」 は、 繋がれている。 沢山の命がつながれているから、志半ばで命が終わったとしても、
次の命が、その志を受け継いでくれる。
何度も何度も、沢山の命を繋ぎながら、時代は前に進んできた。

自分の「命」は、次への「命」へと繋ぐための命。

私たちの命は、沢山の過去の人たちの命の中に流れた血が、集まった、奇跡の命。

何不自由ない、今の時代に生まれた私たちは、全てがあたりまえにあるものだと、錯覚をおこしているのかもしれません。
今、こうして生きることができる 一人一人の命も、目の前にある沢山の物も、過去の人々の命が宿っている。 過去に感謝し、そして、今度は私たちが、次へと繋いでいく一人になるのです。

人は何のために生まれ、なんのために生きるのでしょう。

その意味は、一つではないかもしれません。 でも、その一つは、命を繋ぐこと、未来へこの美しい地球を繋ぐことなのではないかと思います。 
そのために、今、何ができるのか。  小さなことでもいい、きっと、できることがあるはず。
一人一人の、小さな積み重ねが、一人一人の、未来を思う気持ちが強くなればなるほど、世の中は変わっていくのだろうと、私は思います。

命は、自分だけのものではないのです。
今、自分がかかわっている人たちの中だけでの命でもないのです。
誰もが、未来へと何かを繋げる、大切な大切な、奇跡の命を授かって生まれてきたのだと、私は思います。



 

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by ldc_nikki | 2011-06-04 03:24 | 愛媛県西予市野村町

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