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姫の島 興居島へ 「中厳前神社」 (こんなところに・・)

こんばんは。

今日から、興居島です。
初めてこの島へ行ったのは、今から一年と少し前でした。

その時は、まだまだ、何もわからず、ただ一番早く出港する船が、興居島行きのフェリーだったので、乗っていきました。

そして、島へついてすぐ参拝した神社の由緒書きを見て、ここが、小千命の母の島、伊予の国をつくった伊予皇子のお后さまの島だということがわかり、衝撃を受けました。

そして、この島にある磐長姫のご神体へ行った時も、そのパワーの強さに圧倒され、少し怖さも覚えました。
あれから一年、もう一度、じっくり磐長姫のところへ行きたいと思い、今回渡ることにしました。

そして、今回は、前回行ってない神社にも行ってみることにしました。

その神社の祭神の名前にまた驚かされることに。

一年前なら、この名前を見てもどんな姫さまかわからず、見過ごしてしまうところでした。
今、行くことにやはり意味があったのだと、つくづく感じました。

それでは、興居島のお話を始めたいと思います。

梅雨も明け、久しぶりの晴天。夏の日差しが照りつけ、とても暑い日でした。
興居島は、松山沖にある、人口約1800人ほどの、小さな島。
でも、ここには、古代の歴史が眠っています。

島の南半分の小高い山は、伊予小富士と呼ばれ、地元の人々に愛されています。

興居島へは、松山市高浜港から、渡ります。 
目の前に、駅があります。
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そして、今から渡る興居島
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ふと空を見上げると、太陽の周りに微かに虹が。
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今日も素敵なことがありそうです。
少しすると、船がやってきました。
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興居島には二つの港がありますが、この日は、由良港へと渡りました。
15分くらいの船旅ですが、船の中はとっても立派。
ガラス張りの展望室や、ゆったり座れるソファーの客室。
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もう少しゆっくり船旅を満喫したくなります。
船から見る景色も、とっても綺麗ですよ。 一番のお勧めは、こちらの島。
島の正式名は、四十島と言いますが、今では、 別の呼び方の方が有名に!
「ターナー島」 
夏目漱石の坊ちゃんの中にでてくる、ターナー島は、この島のことです。
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この名前を聞いて、まっさきに思い出したのは、やっぱり 「パイレーツオブカリビアン」
映画の中で、ジャックと一緒に冒険をする、ウィルターナー。
全く関係ありませんが、私の頭の中では、ターナーがめぐっていました^^;

船がだんだん岸から離れていくと、北条の高縄山が見えてきました。
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あっというまに、由良港に到着です。
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島にたった一つのスーパー Aコープが見えてきました。
なんだか、懐かしく感じます。

島について、一番最初に向かったのは、今回初めて行く、
「中厳前神社」 です。
少し、わかりにくいところで、最初道を間違えてしまいましたが、引き返している途中、地元の男性が外で話をしていたので、聞いてみました。
すると、とっても親切に教えていただき、私たちの車の後を、間違えたらいけないと、走ってついてきてくれました。 そして、車を止めて外に出ると、 
「ここから、入っていったところだからね。」 ともう一度、教えてくださり、本当に感激でした。

*中厳前神社
*松山市由良町864番地
*御祭神
 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
*由緒
 安芸の国、厳島より勧請(年代不詳)した。

神社庁の表示には、現在の祭神は、市杵島姫命となっていますが、
神社の由緒には、 その他の女神さまの名前が。
また、江戸時代には、ここは、「中御前大明神社」「興津島山大明神」と記されていたと書かれてあります。
興津島とは、 現在の島の名前 「興居島」と呼ばれる前の名前だそうです。
ここも、また津島と呼ばれる島でした。
更に、祭神には、市杵島姫命のほかに、

「伊興姫神」 「大市媛命」 が祀られていたとあります。

ここには、あの伊予姫と、 大市媛が祀られていたのです。

「大市媛」とは、倭迹迹日百襲姫命の墓と言われる、箸墓古墳(はしはかこふん)に記されていた名前で、
大市姫(倭迹迹日百襲姫命)こそ、卑弥呼ではないかと言われています。

またこの箸墓古墳は、あのニギハヤヒの山、三輪山のすぐ側にあります。

少し前から、倭迹迹日百襲姫命のことをずっと調べていますが、ここに、大市媛が鎮座されていたとは、ここにくるまで、全くしりませんでした。
どうして、ここに、伊予姫と、大市媛が一緒に、祀られているのか、これから更に前に進むために、とても重要な意味を示しているような気がします。

この伊予姫も、今まで全く想像もしませんでしたが、もしかしたら、卑弥呼が死んだ跡、次の女王となった、
「壹與」(壱与)のことではないかと思えてきます。
こうして、二人が一緒に神社に祀られている場所は、今まで見たことがありません。

小千命の母(和気姫)と伊予皇子(彦狭島命)の間に生まれた娘が、もしかしたら、「壹與」だったのではないかなんて、思ってしまいました。

卑弥呼については、これからの課題かもしれませんが、もしかしたら、小千家の祖は、この卑弥呼と大きな関係にあったかもしれないと思っています。
そして、卑弥呼と瀬織津姫の関係も、小千家の祖神、三島明神との関係も。

今回ここにこれたことは、大きな意味があるような気がします。
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階段を上がる前に、「住吉神社」がありました。
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階段を上がると、拝殿が見えてきました。
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狛犬
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拝殿
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本殿
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ここは、参拝している間、すっと黒いアゲハ蝶が、飛び続けていました。
黒いアゲハは、やっぱり姫の化身なのでしょうか。。。。。

市杵島姫命は、瀬織津姫と言われているのは、もうここでも何度もお話しましたが、
ここは、古代の女神、そして、古代の姫たちが鎮座する、とても珍しい神社かもしれません。
和気姫は、沖ノ島の神の娘という伝説もあります。
和気姫の神社の伝説では、つぼにのって海を越えてきたとされますが、
和気姫もまた、古代の日本の歴史に関わる重要な姫さまだったかもしれません。

次回は、 海の中に鎮座する、姫の神社です。

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今日の動画の曲は、篤姫のメインテーマです。
竜馬伝も欠かさず見ていましたが、 やっぱり私の中で一番印象に残る大河ドラマは、
この篤姫です。

幕末、最後まで、懸命に生きた、強くて優しい女性。
これを聞くと、あの夢中で見た、ドラマを思い出します。

今、日本は、ある意味、幕末と同じではないかと思います。
最後の最後まで、波乱に満ちた人生だった篤姫。 でも、その存在は、時代を動かし、助け、多くの人の心に刻まれたことでしょう。

明治以降、初めてとも思われる、大きな変革期にきている日本。
地震、津波、原発、エネルギー そして、何より、私たち一人一人の心が試されているのかもしれません。
今までと同じ考え、同じ価値観、同じ生き方では、いけない時がきている気がします。

一人一人の変化が、やがて大きな変化へと繋がっていく。
だから、誰かにたよるばかりでなく、まずは、自分から変わる。
今の現状をしっかりと受け入れ、今までと同じではいけないことに気づかなければいけないと。

姫たちは、それに気づいて欲しいと、さまざまな合図を出しているような気がします。





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愛姫伝神社・お寺・観光マップ
by ldc_nikki | 2011-07-20 23:44 | 愛媛県松山市

数あるブログの中からお越しいただきましてありがとうございます。 不思議な数々の出会いから、今は、愛媛の神社めぐりをしながら、神社や女神様そして、神話の神々の伝説を調べています。


by 愛姫
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