大三島探訪 4 「天の岩戸より御降臨 磐座八幡大神社」
2012年 03月 28日
突然ですが、まつぼっくりの芽って見たことありますか?
私は、今日初めて見ました。
まつぼっくりの笠と笠との間に、羽のようなものがあります。
それが、まつぼっくりの実。
この実を春のお彼岸頃に植えると、この羽のような実から芽が出るそうです。
でも、全ての実から芽が出るわけではなく、なかなか芽を出す数は少ないそうです。
それが、職場の人が丁度一週間前のお彼岸頃に植えた実から、芽が出て日に日に大きくなっていると聞き、早速見せてもらいました。
これがその写真です。
たった一つの小さな小さな実。
小さな命が、一生懸命生きようとする姿になんだか勇気をもらったような気がします。
コップの中で生きている小さな命を見ていると、人間ってやっぱり贅沢な生き物だな。。。
と思います。
植物と人間は違う。。。 そう言われるとそうかもしれませんが、でも、同じ一つの命。
ただひたむきに、何の欲もなくその与えられた命を一生懸命生きようとしてるまつぼっくりの命。
私は改めて命の意味を考えさせられました。
私には、この小さな命が一生懸命何かを伝えようとしているように感じました。
では、今日のお話です。
今日も引き続き大三島。 宗方八幡神社から今度は北へと進みます。
大山祇神社の少し手前の町、大三島町口総。
ここは昔、「七カマド」 とよばれていたといいます。
「七つのカマド」 不思議な名前ですね。
今日ご紹介する神社は、この七カマドにある、小さな山の上に鎮座する神社
「磐座八幡大神社」 です。
延長6(929年)年8月15日、村人数名が伊勢神宮に参拝し、部落鎮護の神として
大日霊大神(天照大御神)・天常立尊・国常立尊・月夜見尊をお迎えしたことが始まりとされます。
村人たちが、どこへ神を祀ったらよいかと悩んでいたところ
ある朝日が出る前に、現在の神社地上空に五色の御光が立っているのを村人の一人がみつけました。
そしてこれは大神のおぼしめしであると村人一同は考え
「天の岩戸より御降臨になりて座す」の意見で天磐座神社と称しここに神々をお迎えしたといいます。
それから673年後の慶長元年、興田別尊(別名応神天皇)をお迎えし八幡宮と改名し、
その後274年たった明治3年再び改名し、現在の磐座八幡大神社となったそうです。
「五色の光」 神社やお寺の由緒の中でよくでてきますが、
これは、五行思想からきていると思われます。
五行思想とは、古代中国の自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説です。そしてこれが後に、陰陽五行思想となります。
陰陽五行思想は、5世紀~6世紀ころ日本に伝わり、
律令により陰陽寮という役所が設置されました。
そしてその後日本独自の陰陽道へと発展していきました。
五色の光。 これはここにも陰陽道の思想があったことがうかがえる記述かもしれません。
そしてこの神社の由緒の中で、
「月夜見尊」 は 「死んでから行く国の神」と書かれてあることも、
月の女神が 「死」 の神とされたことに繋がるのかもしれません。
*磐座八幡大神社
*今治市大三島町口総2023
*祭神:大日霊大神・天常立尊・国常立尊・月夜見尊
*境内社
速佐須良姫神社
口総護国神社
鳥居をくぐり、池の側の道を通り山へと向かいます。
池に近づくと、池の中に小さな社があることに気づきました。
何の説明もありませんが、その姿は弁財天。
姫が池の中に祀られていました。
赤い屋根の小さなお宮。
きっとここは昔海だったのでしょうね。 そして海と川の境目のこの山にきっと祀られていたのだと思います。
そしてここから山へと上ります。
最後の鳥居が見えてきました。
鳥居をくぐると、拝殿がありました。
そして本殿へ。
本殿の裏をくぐりと廻り反対側へ行くと、小さなお宮がありました。
それを見た瞬間、これは姫だ! と思いました。
拝殿へ近づいてみると、そこに書かれていた名前は。。。。
速佐須良比売(はやさすらひめ)でした。
速佐須良比売とは、祓戸大神の中の女神で、
一番最後に出てくる神さまの名前です。
気吹戸主が、速開津媛命がもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放ち、速佐須良比売は、その根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れを消し去ってしまうとされます。
速佐須良比売が単独で祀られているところはあまりなく、とても珍しい場所です。
祓戸大神とは、4柱の神さまのことをあらわしますが、これは全て瀬織津姫の変えられた姿です。
だから、速佐須良比売は、瀬織津姫のこと。
本殿の横に祀られた小さなお宮は、 瀬織津姫。
そして、この山の上から見える池の中に祀られている神様もきっと姫だと思います。
毎日のように流れる原発のニュース。
皆さんは、これを見てどう思うでしょうか?
人間はどこまで行けば自分たちの過ちに気付くのでしょうか。
あれだけのことがありながら、それでもまだやめようとしない。
あの地震は、確かに自然の現象で、地球が生きている限りいつかは起きる地震だった。
でも、あの津波は原発を辞めなさいと言っているようにも思えた。
今ならまだ間に合う。
本当に原発を地震または津波が直撃する前に、知らせた警告。
警告にしたらあまりにも被害が大きすぎかもしれない。
でも、このままやめなければ、もっと大変なことになるかもしれないと思うのです。
私は神さまが人間に対する怒りで地震を起こしたとは思っていません。
数千年まえから、世界中の神話の中には、神の怒りが自然の驚異と結び付けられていますが、私は、地震も洪水も、干ばつも、神の怒りなどとは思いません。
地球は、地球自体が生きているだけなのです。
地震も火山も、洪水も、干ばつも、地球が生きている証拠なのです。
地球が生きている限り、これら全てのことは決してなくなることはありません。
それは人間の力で逆らうことも、止めることもできない、すべて地球が生きている証だから。
だから、もし神様が私たちに何かをしてくださるのなら、
それは今私たちに地球が生きていることを、必死でわかってほしいと伝えていると私は思うのです。
全てが滅んでしまわないように、そうなる前に気づくようにと。。。。。
ここ数年で、少しづつ少しづつ瀬織津姫の名前が世の中に出てきたことも、
神社やお寺に行く人が増えてきたことも、
スピリチュアルな世界を信じる人が増えたことも、
何かを伝えようとしているのではないかと思うのです。
私たちは、音として聞こえないだけで、その声なき声を、受け取っているのではないかと思うのです。
だから、神様のせいで地震がおきたとか、 人の命が失われたとかは、思わないでほしい。
地球に少しでも長く生命が生き続けることができるように、
未来へ新しい命が繋がれていけるように、ただ、そう望んでいるだけだけだと私は思います。
その声に、一人でも多くの人が気づきますように。
一人でも多くの人の魂に、本当の声が届きますように、私は願っています。
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