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二つに分けられた三島神社  「三島神社(立山)と(川中)」

こんばんは。

今日は久しぶりに内子町の神社です。

内子町とお隣中山町の境目にある二つの三島神社。

この二つの三島神社は、
思った以上に、古くからの歴史があります。

紀元前92年ころ。
第10代崇神天皇5年、
谷野神社上宮(本社)に大山積見神を、矢野郷の開祖神十二柱の神と共に祀った。

そして、下宮(現小藪三島神社)には鹿屋奴比賣神を祀ったといいます。

本社谷の神社上宮とは、
現在の川中にある三島神社のことで、
下宮(現小藪三島神社)とは、現在立山に鎮座する
三島神社のことです。

この時代に、大山積神はまだ祀られているはずがなく、
ここに祀られた二つの神の伝説がもし本当であれば、
ここには、饒速日尊と瀬織津姫が祀られていたことになります。

崇神天皇の御代。
それは、大三島の姫が、今治市朝倉にある多伎宮へと祀られたとされる時と
同じころになります。

現在、ここは内子町となっていますが、
すぐお隣の中山町とは、目と鼻の先。
現在の境界線とも言えるこの場所は、中山町と一つに考えても
いい場所です。

もうずっと前になりますが、
中山町には、現在も 「月の海」と呼ばれる場所があります。
山の中にも関わらず、この名前が付けられていることは、
よほど月に繋がる何かがあったのではないかと思われます。

また、この「月の海」と呼ばれる山の名前

「泰皇山」 

泰氏に繋がる山と言わんばかりの名前です。

泰氏とは、現在いろいろな説がありますが、
私は、泰氏と呼ばれる氏族は一つではないと思っています。

また、大きな間違いの一つは、
現在泰氏のお寺や神社と言われる場所の多くが、
「養子」によって、その姿を変えた場所だということです。

それが、泰氏の本来の姿を見えなくしてしまった
大きな原因の一つです。

神社の由緒に戻りますが、
更にその下には、

「上宮に大山積見神を祀り、
下宮に鹿屋奴比賣神を祀った(このニ柱の神は夫婦神といわれる」

大山積神と夫婦神とされている 鹿屋奴比賣神。
ここでのこの二柱の神は、
ニギハヤヒと瀬織津姫のことをさしている言葉だと。

本当に、崇神天皇ころに祀られたものならば、
その時代から、ここ中山町と内子町には、
同じ一族が住んでいたということになります。

そして、内子町には、
もうずっと前にたどっていった、少彦名命の足跡
多く残ります。

どうして少彦名命の足跡が、内子と大洲に多く残されているのか、
その本当の姿がなんだったのか。
ずっと頭から離れないことの一つ。

でも、ここも太古の昔から姫が祀られた一つだとしたら、
きっといつか少彦名命の姿にたどり着けるような
そんな気がします。

小さな神さま。
道後温泉で蘇った、お酒が大好きで、竹の間を飛ぶように
駆け抜けた少彦名命の姿に。。。。。。

*三島神社(立山)
*喜多郡内子町立山4784
*祭神
 鹿屋奴比賣神(かやぬひめのかみ)
 雷公神(いかづちこうしん)
 高龗神(たかおかみのかみ)

712年、和銅5年
古事記が完成したその年に、
ここに、雷公神(いかづちこうしん)高龗神(たかおかみのかみ)が祀られたというのは、
全く年代があわず、この年には、まだ大山祇神社にも、
この二つの神さまは祀られていませんでした。

この二つの神様が祀られたことを意味するものは、
ここが、その年に、封印されたということです。

二つに分けられた三島神社  「三島神社(立山)と(川中)」_e0165472_23391799.jpg


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今は小さな神社ですが、
私は、後で行った大山祇神社が祀られている三島神社よりも
この場所の方がとても落ち着く気がしました。
開けていない山の中だったからかもしれませんが、
ここには、今も封印された姫が祀られている。

そんな気がしました。

そんな姫の空気を感じながら参道を歩き、
拝殿へとついた時、私の前を、
一匹の黒い蝶が横切って行きました。

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姫が祀られる場所は、いつも山の奥。
ひっそりと、その土地の人々にしかわからない山の中に
静かに祀られています。

でも、決してその姿を表に出さずとも、
やさしく、強く、見守ってくださっているような気がします。

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先日、久しぶりに聞いたユーミン。
なんだか、懐かしい。。。。。



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by ldc_nikki | 2012-06-18 23:52 | 愛媛県内子町

数あるブログの中からお越しいただきましてありがとうございます。 不思議な数々の出会いから、今は、愛媛の神社めぐりをしながら、神社や女神様そして、神話の神々の伝説を調べています。


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