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ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。

こんばんは。

今日はまず感謝のことば。。。

7月30日から始まった写真展が、今日終わりました。
会場だった銀行の方々にもとても喜んでいただき、また、多くの方がご覧になっていたことを聞きました。

地元今治で初めてさせて頂き、不安な気持ちもありましたが、
私の書いた説明を熱心に読んでくださる方がたくさんいたことを聞き、
本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

前回は、初めてでまったく気が付かず、感想ノートを置いていなかったので
今回は、会場においていました。

ドキドキしながらノートを開けると、
ほんのわずかな数でしたが、書いてくださっていました。

緊張しながら読んでみると、
そこには、感謝の気持ちがつづられていました。

何度も足を運んでくださったかたもいらっしゃいました。
写真の前で参拝をしてくださった方もいらっしゃいました。
そして、またぜひ開催してくださいと書いてくださっていました。

そして、最近神社へ行くことがなくなったけど、神社へ行ってみたいと思います。
と。。。。。。

前回の写真展の時もそうでしたが、
ほんのわずかでも、神社や神社の歴史に興味をもってくださったこと、
そしてなにより、心に何かを伝えることができたことが、何よりもうれしく開催してよかったと、
また、神社のことを辞めなくてよかったと思う瞬間です。

写真展にお越しの皆様が、このブログをご覧になっていないかもしれませんが、
この場を借りて、心からお礼を申し上げたいと思います。

貴重な時間を、写真展に費やしていただき本当に感謝申し上げます。

これからも、もっともっとみなさまの心に何かを伝えることができるよう、
初心を忘れず続けていきたいと思います。

神社の歴史を調べること、古代の封印の謎を解くことも大事なことの一つだとは思っていますが、
私自身その中で多くのことを学ばせて頂いたり、気づかせて頂いたり、心安らかな気持ちにさせて頂いたり、さまざまなことを考えるきっかけを与えて頂いたりしています。
それは、瀬織津姫という女神さまを知ることがなかったら与えられることのなかったことばかりです。

だから、私も、私が姫を伝えることで、一人でも多くの人の心に何かを伝えることができればいいなと思っています。

まだまだ未熟ものですが、これからも末永くどうぞよろしくお願いいたします。
本当に、ありがとうございました。

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では、あれから一か月以上たってしまいましたが、
今日から香川県の神社をご紹介したいと思います。

香川県へは今回初めて入ることができました。
行きたい所はたくさんあるのですが、今回私が向かった場所は、ずっと前から気になっていた場所
香川県の三豊です。

三豊そして観音寺は、姫の神社もありそれ以外にもなぜかとても気になる神社がありました。

全てをまわることはできませんが、行く前日、気になる所を全て地図に記して、
その中で行く場所は、実際に現地に入ってから決めることにしました。

いつもそうなのですが、前もって決めて行っても、なぜかその時になると全く違うところへ行っていたりします。

だから今回も、後はその時に自分たちの心が向かう所へ行くことにしました。

するとやっぱり、いざ高速にのり現地が近くになると、
なぜか前日にここで降りようと決めていたところが来ても降りる気持ちになれず、もう一つ先のインターまで
車を走らせました。
そしてインターを降りて、右に行くか左に行くかというところで、なぜか当初はここはいけないかなと思っていた方向へ曲がってしまったのです。

その先にある場所は、

四国八十八か所第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺。

ここは、前日はとりあえず記をつけたところでしたが、正直あまりよく知らないお寺でした。
でも、なぜか一番初めに選んだ場所がここでした。

でも行ってみると、香川の八十八か所の中でも特に意味のある場所で、
姫との繋がりがとても濃い場所、また、四国でも3つしかない、黄泉の国への入口だったのです。
そして更に、この後行った二つの神社が、この弥谷寺と繋がっていることに次の神社についた時に気付いたのです。

これは、書物の上では決してわからない、その場に立たないとわからないことでした。

今日はまず、この第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺からお話します。

千手院 弥谷寺のご本尊は、その名前の通り

「千手観世音菩薩」 

姫に繋がるとされる仏さまです。

しかし、それ以上にこの場所は、弘法大師もあるところで例えたように、
黄泉の国と関係のある場所だったのです。

この山は、古来から霊山信仰の山とされていて、亡くなった方が仏の世界へと旅立つ場所。
それは、四国に三つしかないと言います。

一つは阿波の切幡寺、一つは伊予の岩屋寺、そしてもう一つがここ

弥谷寺です。

ここ弥谷寺には、古来から死者が黄泉の国へと旅立つと言われる洞窟があります。
そしてこの洞窟が、極楽浄土への入口だったのです。

現在でもこの信仰は残っており、この水場の洞窟に、水経木と呼ばれる真言を書いた木札を
おまつりし、山頂から流れ落ちる霊水で経木を洗い清め子孫末裔が現世で安穏に過ごせるように
多くの方が参拝されているそうです。

「黄泉の国への入口」 「山頂から流れ落ちる霊水での清め」

これはどちらも姫の神格をあらわしています。

以前、沖縄のお話の時にもお話しましたが、
ここは、姫の 「子宮への入口(沖縄でいうホト)」 と同じです。

「子宮とは、誕生する場所でもあり、再生(黄泉がえり)の場所でもある」

古来の人々は、古墳を前方後円墳を代表するように、
子宮をただ誕生する場所とは考えていませんでした。
それは、死者の向かう場所でもあったのです。

古墳とは、姫の子宮を意味していたのです。

一つの命が終わり、新たな命として再生、誕生する場所、
それが、古墳であり、子宮だったのです。

また、洞窟も同じ。
洞窟の奥には、龍が住んでいると考えられていたように、
洞窟もまた、子宮への入口だったのです。

そして、仏によって黄泉の国の女神(古事記で言えば伊邪那美神)とされたように、

「黄泉の国、死者の向かう場所」だけを強調されてしまったのです。

ですが、ここでもその洞窟の前で今の残る信仰は、
姫を祀っていたと思われる山、「弥谷山」の山頂から流れる落ちる姫の霊水によって
清めることにより、子孫末裔まで現世で安穏に過ごせるとされていました。

弘法大師は、この洞窟のすぐ側にある「獅子の岩屋」で、
7歳の頃学問に励んだとされています。
この場所が、弥谷寺の奥の院です。

本当にここで7歳の時、学問に励んだかどうかはわかりませんが、
ここが仏によって黄泉の国への入口にされてしまった、姫を祀る場所だということを
知っていてこの岩屋にこもったのではないでしょうか。

四国の三つのうちの一つの黄泉の国への洞窟がある弥谷山。

この山が、姫を祀っていた山だということは、この後お話する二つ神社が教えてくれています。

そしてまた、
この山がある三豊は、今治や岡山や神戸と同じ時期に同じ一族が住んでいた場所。
それは、卑弥呼がいた時代と重なる時代をさしています。

なぜなら三豊にも、
あの沖縄から持ち帰った貝殻でつくった腕輪が見つかっています。

岡山と神戸は、今治と繋がっていたことは、
大山祇神社の文献からも見られます。そして、同時期のものとされる腕輪がこの場所から見つかったことは、
この三豊も、同じ志、同じ想いを持つ人々が暮らしていたことを意味するのだと思います。

*第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺 けんござん せいじゅいん いやだにじ
*香川県三豊市三野町大見70
*本 尊: 千手観世音菩薩
*開 基: 行基菩薩

ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_284143.jpg


ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_292533.jpg


鐘楼
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_211864.jpg


護摩堂
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2162567.jpg


そしてここが黄泉の国への入口の洞窟
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2174829.jpg


弘法大師が刻んだとされる
弥陀三尊磨壁仏またの名を「磨崖仏(まがいぶつ)」
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_21986.jpg


本堂
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2243750.jpg


大師堂への入口
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2254489.jpg


大師堂
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2271534.jpg


大師堂から奥の院「獅子の岩屋」へ行く廊下から見える
洞地蔵尊
ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2293517.jpg


ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_2295576.jpg


そしてこの奥の真っ暗な岩屋の中に、
大師像、阿弥陀如来像、弥勒菩薩像が安置されています。
(写真はのせていいのかどうかわかりませんので、今回はのせないようにしようと思います。
ぜひ、機会があればその場でご覧くだいませ)

「子宮」

古代の人々は、子宮を今の人以上に特別なものとしていました。

古墳、洞窟、貝、海、湖、そして龍体である日本の子宮とされる場所。

それは、どれも誕生と死、再生、全てのものを生み出す場所。

そしてその子宮と女神は同じ意味を持っていました。

日本だけでなく、世界中で同じように。

私は今日友人からこのタイミングで、子宮、命に繋がるあることを聞かされました。
それは神社とは全く関係のない話題の中で。
そしてそれは
現代の私たちにももしかしたら関係することがあるかもしれないこと。

私は、このことを聞いて家に帰ってから
いろんなことが彼女の言ったその言葉で繋がり、なぜか全身震えが止まりませんでした。

日本人の考えは、1300年たっても何も変わっていなかった。

それは今ここでまだお話することはできませんが、
この 「子宮」 に対する古代の人々の考え方が、封印の意味、そして新たな国をつくる重要な鍵を
にぎることは間違いないのではないかと思います。

そして、それは、今も知らず知らずのうちになのか、日本人の魂がそうなのか、
今も受け継がれている。

姫を封印したにも関わらず、完全に封印できていないのは、
全てを誕生させる場所とされる、女性しか持つことができない 
「子宮」にあるのかもしれません。



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ありがとうございました。そして香川の黄泉の入口へ。_e0165472_239596.png


ブログで紹介した場所を、地図でご案内しています。。
お越しの際には是非ご参考にされてください。

愛姫伝神社・お寺・観光マップ
by ldc_nikki | 2012-08-18 02:45 | 香川県

数あるブログの中からお越しいただきましてありがとうございます。 不思議な数々の出会いから、今は、愛媛の神社めぐりをしながら、神社や女神様そして、神話の神々の伝説を調べています。


by 愛姫
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