無量寺 しだれ桜
2013年 03月 24日
今年は桜の開花が早く、愛媛でも桜が咲き始めました。
ソメイヨシノはまだ満開になっていませんが、今治で有名なしだれ桜が今週満開となりました。
その場所は、
今治市朝倉町の「無量寺」です。
夜になるとライトアップされそれはそれは綺麗です。
昨日、今年は無量寺の桜を見たいと思っていたので、
満開の便りを聞き行ってきました。
歴史の秘密の宝庫朝倉「無量寺」は、
多くの伝説が残るお寺です。
その時代は、飛鳥時代から奈良時代へ以降する、ちょうどその頃。
斉明天皇の時代にあります。
斉明天皇は、一般的な歴史では、北九州の朝倉へと行きそこで最後を迎えたといわれています。
しかし、ここ今治市朝倉には、斉明天皇ゆかりのものが多数存在し、また伝説も多く残ります。
ここ無量寺もその一つなのです。
無量寺は、斉明天皇と一緒にこの地へとやってきた
お伴の僧侶、無量上人により、浅地、 車無寺 ( くるまんじ ) の地に開創したことが始まりとされます。
そして、斉明天皇は、この無量寺の元の名、
両足山天皇院車無寺を、小千の皇子のために両足山安養院車無寺と呼ぶことにし、
小さな皇子の無事を願い祈願したと伝わります。
この小さな皇子のことを斉明天皇は自分の子供のように寵愛し、
可愛がっていたといいます。
しかし、言葉が話せず生まれつき体が弱かったので、無事大きくなって欲しいと願い祈願していたのです。
しかし、その願いも叶わず、皇子と皇子の母はなくなってしまいます。
無量寺の本尊は、阿弥陀如来。
秘仏で、聖徳太子一刀三礼の御作と伝えられます。
そしてこの無量寺には、他にも大量の仏像があったといい、
斉明天皇の亡き後これらの仏像は、北条のお寺へと移さされて行きました。
どうして、ここにあった仏像が西条へと移されなければいけなかったのか、その理由は今も謎のままです。
しかし、その仏像のいくつかは今も西条で大切に保存されています。
一説には、地震によりお寺が崩壊したため、
北条へと移されたのではないかと言われていますが、私はそれは全くの間違いで、移されたこともまた歴史の謎に大きく関わっていると思います。
そして、このお寺が建てられた、朝倉「浅地」という場所は、この小さな皇子とその母の伝説が残るように、
斉明天皇はもちろん、歴史が封印されたことに大きく関わった土地なのです。
また浅地だけでなく、この辺り一帯が大きな意味を持つ場所なのです。
斉明天皇のお墓もここにあり、斉明天皇の名前をとってつけられた地域も存在します。
しかし、そのお墓の近くには、「藤原」が住んでいた場所もありました。
ここ数か月、何度も朝倉に足を運び、
再度、いろいろなことを調べてきました。
その結果は、ブログの中では控えさえていただきますが、いつか本に全てを書きたいと思います。
きっと多くの人は、この説を信じることができないかもしれません。
でも、いつか信じてもらえる日が来ると信じています。
桜は人々の罪や穢れを祓ってくれる木だと言われます。
無量寺のしだれ桜は、この地で起こった多くの過ちを今もこの地で祓ってくれているのではないかと思うほど、それはそれは美しく咲きます。
無量寺の山号 「龍門山」
ここは、龍の里への門、入口です。
昨日NHKで蝦夷征伐のドラマをやっていましたが、
それと同じこと、いえそれよりももっと理不尽なことがここで起こりました。
斉明天皇も、あの皇子も、あの皇子の母である姫も
その歴史の渦に巻き込まれてしまいました。
繁栄、発展、権力、私利私欲、地位、名誉、
それらが欲しい人たちに、潰されてしまったのです。
繁栄や発展は、
命がなければ成すことができません。
もちろん、繁栄すれば豊かになり、発展すれば裕福になれるかもしれません。
しかし、それは命あってのこと。
人の命だけでなく、動物たちの命、自然の命、この地球上にある全ての生命の命が繋がれなければ
その向こうに繁栄も発展もないのです。
どちらがより大事なのか、それを間違ってしまったのではないかと思います。
その延長線上の世界が今にある。
もう、多くの人が気づいていると思います。今の世界の過ちを。
その過ちの発端はここにあるということを、私たちは知らなければいけません。
太陽と月、どちらもなければいけないもので、どちらも大切ですが、
どちらがより大切なのか。
発展と命、どちらも人間にとって必要なものですが、どちらがより大切なものなのか。
太陽と発展は同じことを意味し と 月と命は同じことを意味する。
どちらも大切ではありますが、よりどちらを優先するかによって
世の中は大きく変わっていく。
そのことに、一人でも多くの人が気づいてくれることを日々願い続けています。
隠された歴史、消された神々のことを、一人でも多くの人に知っていただくために
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