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同じものを読んでも。。。。。

こんばんは。
昨日、ブログにも載せた、宮崎駿さんのあの文章。

あれを読んだ人の意見、びっくりするような
言葉が書かれていました。

「人がいなければ、日本の風土は素晴らしい」
この言葉が「酷い」と言っていました。

人の手がはいらなければ
荒れ放題になると。
そして人がいなければ風土のにならないとも。。。


同じものを読んでも、とても共感する人もいれば、酷いと思う人もいる。
人間の目線、人間の感情は本当にその人の今の知識や、自分が正しいと思うことによって、同じものが全く違うものに見えるということがよくわかります。

私はこの言葉を見てから、
どうしてあの人は同じこの本を読んでそんなことを思うんだろう。
ついつい、いつもの癖でそんなことを考えてしまいます。

人の手が入った自然は美しい。
人の手が入っていない自然は、荒れている?
何をどう見て荒れていると思うんだろう? 
整った自然が綺麗で、整っていない人が住めない山は荒れているということなのでしょうか。
私は、人が住めなくても、人がその中に入れなくても、手つかずの自然がとても美しいと思う。

私は普通の感覚ではないのかもしれないけど
やっぱり、人の手が入っていない、自然の方が美しいと思う。

また「風土ふるくは「ふど」」と言い、
日本では、日本人の生活様式や思考様式を含む言葉として使われていますが、
本来風土とは、季節の循環に対応する土地の生命力を意味していました。

しかし土地によって太陽の光や、雨の量、気温等、土地によって異なるので土地の生命力に差が生じるため、風土という言葉は場所によって異なる地域の差をあらわす言葉となっていったと言います。

風土という言葉一つでも、
本来は自然が主体の違いを意味する言葉だったものが、人の手がどんどん自然の中に入るようになり、風土とは人が手を入れたものによってつくられる違いという意味あいの方が強くなっていきました。

風土とは、現在は人の手が入ったものをあらわす言葉となっていますが、
本来は人の手ではなく、自然がつくりだす光景を風土と言っていました。
人間は勝手で、人が手を入れたのだから、美しくなり、そして風土という本来自然の力によって
つくりだされたその土地の光景までも、人間のものになってしまった。

何がよくて、何が悪くて、何が美しくて、何が汚いものなのか、
それもまたその人が望むものによって全く違ってくる。

人それぞれの考え方で、それはそれでよいのかもしれません。
でも、これからの時代は、その両方をミックスした考え方が必要になってくるのではと思う。

そしてほんの少し比重を重くするなら、
それは人間の欲望から見る主観ではなく、自然や命をまずは大事にしながら両方を見ることができる目線。

そしてそれは歴史からも学ぶことができる。
人が犯した過ちも、人と人が争った歴史も、
賞賛される歴史とともに、真正面から素直に見ることができるように。
古事記や日本書紀の意味も、
良いことだけでなく、そうでないことも含まれているということを認めることができる心、知ろうとする心をもてるように。
どちらも本当に見ることができる心になったら、きっと世の中は変わっていく。
私はそう思います。

美しいものだけ見、楽しいことだけを考える。
確かにそうすることによって自分はいいかもしれない。
でも、本当に世の中全体をよい方向に進めようとするなら、
美しくないものにもちゃんと目を向けることができる人にならなければいけない。
それを冷静に見ることができ、受け入れることができて、初めて新しい道が生まれてくるのだと思うのだけど。
わかっていながら、まだまだそれを何の怒りもなく冷静に受け止めることができない。

人間がつくりだしたものが、そんなに素晴らしいものなのか、
そんなに美しいものなのか。そんな反論の言葉が頭をよぎってしまう。

いつかそう思う心もちゃんと受け入れることができ、その上で、それをうまく調和させていく道を
見つけることができる人間になれますように。

皆さん、
今日は、いよいよ選挙の投票日です。
必ず投票に行きましょう。
そして、その前に真剣に考えてみましょう。
自分は、誰に入れようとしているのか。
その理由はどうしてなのか。
これから未来のために、より大切なものはなんなのか。
どうしても、してはいけない手を付けてはいけないものはなんなのか。
しっかりとに自分の心と対話をしてから、大切な一票を投じてください。

未来の子供たちのために。。。。。

同じものを読んでも。。。。。_e0165472_1185916.jpg



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by ldc_nikki | 2013-07-21 01:19 | 日記

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