ネイト神殿ネイト碑文
2016年 11月 21日
四万十川の源流は愛媛県にあり、日本最後の清流もまた愛媛県の山から流れています。
愛媛県の石鎚山系の山々は、四国全土に水をもたらす山、水の源でもあります。
天から降り注いだ雨は、山の土へとしみ込み、それが少しづつ川となり、海へと流れていく。
その間に、人や動物たちの生きる水となり、田畑を潤す水となり、山の緑や草花の命を繋いでる。
そして海の水は天へとのぼり、また雨となる。
こうして地球はずっとずっと循環を続けてる。
私たちは、その中で生きてる小さな小さな一つでしかない。
この美しい川を見ているとそんなことを考えます。
先日、調べものをしていたら、この一文が目にとまりました。
「私はかつてあり、今もあり、これからもある全てである。そして私のヴェールを人間が引き上げたことはない。私がもたらした果実は太陽である」
エジプトの、ネイトの神殿の刻まれた一文。
みんなが幸せに生きられる世の中。
それは、一人ひとりの心の中にある大切なものを思い出すしかないと思っています。
いつかそれを思い出すことができるように、私はその道しるべを残していきたいと思っています。
変えることはできないけど、いつか誰かに気づいてもらえるように。