こんばんは。

今日は、今私が何度も読み返している一冊の本の中に書かれてあることを元に、
お話したいと思います。

もう2年ほど前に、ぜひ読んでみてください。と渡された1冊の本。

「赤碗の世直し」

この本の中には瀬織津姫に関することは全く出てきません。
頂いた当初は、これがどういう風に繋がってくるのか、全く想像もつきませんでした。

でも、1か月ほど前から、
急にこの本のことが気になり始め、再度読んだ時この本に書かれてあることが、
とても重要なことだとに気づきました。

この本は、「琉球」 沖縄に古くから伝わる
「赤碗の世直し」というフレーズが何度も出てくる神歌から
作者が、ヤマトとの関係に気づき、検証していった本です。
時代は、卑弥呼の時代が中心となりますが、
私は「卑弥呼」と瀬織津姫=古代の女神が、深く繋がっていると思えてならないので、
この「赤碗の世直し」を知ることは、姫の姿をより明確にできることに繋がると思うのです。
また、古代の人々の思想が、はっきりと見えてくるように思うのです。

今日お話する相対する伝説もその一つです。

古事記の中では、女神がその命を落とす場面が二箇所あります。
その一つは、大宜都比売が素戔嗚尊に切り殺される場面。
もう一つは、伊邪那美神が火の神を生んだ時に、陰部に大やけどを負い
黄泉の国へといってしまう場面です。

同じように死んでしまった、二柱の女神。
でも、その命をおとす場面に、大きな違いがあります。

大宜都比売は、身体を切られその身体から新たな生命(食物)が誕生しているということ。
しかし、伊邪那美神は、黄泉の国へ行ってしまい、その身体は鬼の姿へと変貌していく。

どちらも残酷な形だと今の時代に生きる私たちは思ってしまいますが、
古代の人々の考えかたは全く違います。

古代の人々は、「死からの再生」 を強く願いと同時に、
食物がそうであるように、一度その命がなくなっても、また新たな命が生まれてくると考えていたので、
稲が刈り取られるように、大宜都比売はその身体を切り刻まれたのでした。

しかし、伊邪那美神は違います。
伊邪那美神には 「死からの再生」はありませんでした。
それどころか、鬼の姿に変貌されてしまったのです。

どうして、片方は再生でき、片方は再生できなかったのでしょうか。

その答えは、「ホト」にあります。

「ホト」とは、女性器の 古代的表現だと言われていますが、
ホトとは、単なる女性器を表現する言葉ではなく、「子宮」そのものも含めた意味
だったのではないのかと思うのです。

伊邪那美神は、「ホト」そのもののを焼かれ、
そこから新たな命が誕生することができなくされてしまったのです。

そして、「ホト(子宮)」を亡くした伊邪那美神は、
「鬼」へと変貌させられてしまったのです。
それは、まるで瀬織津姫が、瀬織津姫の力を取られ、鬼へと変貌されたことと同じように。

「ホト」にまつわる伝説は、この他にもあります。

それが、「箸墓伝説」

箸墓古墳に埋葬された姫と伝わる、「倭迹迹日百襲媛命」の伝説です。

三輪山の大物主神と結婚をした百襲媛命(モモソヒメ)は、
毎晩、夜しかきてくれない大物主に、夜以外の姿も見たいと願います。
大物主神は、次の朝、百襲媛命の前にその姿を見せたのですが、
蛇だったことに驚き、大声を出してしまいます。
すると大物主神は、恥をかかされたと怒りいなくなってしまいました。
そして座りこんだ百襲媛命は、陰部に箸が突き刺さりその命を落としてしまったという伝説です。

ここでもまた、伊邪那美神と同じように、
陰部=ホト(子宮)を使えなくされてしまったのです。

箸墓古墳は現在、第7代孝霊天皇の皇女、倭迹迹日百襲姫命大市墓とされており、
百襲媛命の別名は「大市姫」。

1975年に公表された
丹後・籠神社の日本最古の系図に、

始祖の彦火明命(ひこほあかりのみこと)から9代目の孫
「日女命(ひめのみこと)」「またの名を倭迹迹日百襲姫命」、「またの名を神大市姫命」
と書かれてあることから、百襲媛命の別名は、「大市姫」でもあるとされます。

大市姫は、大山祇神社が現在の宮浦へと移された当初から
なぜか祀られており、大山祇神社では、

「大市姫」 のまたの名を 「南海龍女」とよんでいました。

上記の百襲媛命をまとめると、

「百襲媛命=大市姫=南海龍女=日女命」 ということになります。

上の最後の 「日女命」 を
「日(ひ)」の女であるから、「火の神」と解釈されていますが、
以前お話したように、ここにあえて 「ひ」を「火」や「陽」と書かなかったか、

古代、(ひ)とは、「霊」であり 「日」でした。

北斗七星で、「一日=日」を導きだした、女神を祀る一族は、

「男神信仰」の一族に滅ぼされ、

「霊(ひ)」を、「日」ではなく 「火・陽」に変えられてしまったのです。

同じ 「ひ」という言葉でも、その持つ意味は
全く違うものからスタートしたということを私たちは知らなくてないけません。

籠神社に書かれた、
「百襲媛命=日女神」 の本当の意味は、

百襲媛命=瀬織津姫(全ての命の源の女神)という意味だったのだと
私は思います。

そして百襲媛命とは、瀬織津姫の魂を受け継いだ女神、
瀬織津姫の言葉を、民に伝える姫だったのではないでしょうか。

それが、本当の「卑弥呼」の姿だったのだと。

そして、二つのヤマトに残る「ホト神話」 
が姫の子宮の意味を壊した神話だったということを
教えてくれる、全く違うホト伝説が沖縄に存在したのです。

沖縄は、古来から本土と交流があったことが考古学上でも確認されており、
その歴史は弥生時代にまで遡ります。

本土が大きな変換機を向かるもっと前から、本土のヤマトでは争いが絶えず、
その力は、この沖縄までやってきていました。

そんな様子を語る神歌が以前も紹介しました
「赤碗の世直し」の神歌ですが、
沖縄だけは、一度侵入してきた新ヤマトを追い出し、
独自の文化を築き上げてきました。

それを伝える伝説の一つが、
本土の二つの「ホト伝説」に相対する 

沖縄地方にだけ伝わる 

「もう一つのホト伝説」です。

沖縄地方に古来から伝わる昔話には、本土では考えられない
不思議な物語があります。

それが、「鬼モチ伝説」 です。

首里の金城村に住んでいた兄と妹。
いつの頃からか兄は洞窟にすむようになり、
鬼になってしまったのです。

それを知った妹。
兄に問い詰めようと思った時、
竈の釜の中に人の肉が入っているのを見てしまったのです。
妹に気づかれたことを知らない兄は、妹にその肉を食べるように勧めますが、
妹は、なんとか逃げ出します。

(その逃げ出した時に渡った川を 「マテ川」といい
その時通った坂を 「生死坂(イキシノヒラ)」といいます。)

その後、兄が妹を訪ねて家にやってきました。

すると妹は、兄を崖の上に座らせ、
中に鉄を入れた餅を 「七つ」と、自分が食べるための
米餅「七つ」をつくり、兄に鉄の餅を食べさせ、
こう言いました。

「私の身には口が二つあります。
下の口はよく鬼を喰い、上の口はよく餅を喰うのです」と。

そう言って妹は、前裾を広げて兄を襲おうとしました。

驚いた兄は、足を滑らせ崖から落ちて死んでしまいました。

これが、沖縄につたわる 「ホト伝説」なのです。

本土ヤマトでは、
瀬織津姫の神格を持つ女神と姫が、そのホトにより命を落としましたが、

沖縄では、
兄である男が鬼となり、鬼は 「ホト」により死んでいった。
そして、ホト=子宮は、鬼を食べるところでもあったのです。

しかしこのお話でもう一つ大事なことは、
沖縄での「ホト」は、鬼を退治する所。というイメージを持ちますが、
これは退治するのではなく、

これもまた 「死からの再生」 なのだと思うのです。

鬼となった兄の命を奪うことが目的ではなく、本来の意味は、
「鬼となった兄(男)の再生」の意味が込められているということなのです。

本来の女神の力は、「命」そのもの。
それは、本土では、「死」の部分だけが強調され、まるで 「死の神」のように
されてしまいましたが、本来は、 「死からの再生」

「命の誕生も、命の育みも、命の終わり」も全てを司る女神であり、
それは、循環、また再生を意味するものだったのです。

そして、倭から伝わった本来の神を、
本土が祀らなくなってしまっても、
自分たちはずっとずっと祀り続けると歌ったように、
この鬼モチ伝説もまた、姫の存在、そして、姫を封印した男たちを
鬼と例えて昔話として1300年伝え続けられてきたのです。

本土で伝えられた浦島太郎や桃太郎と同じように。。。

でも、その意味は本土で伝えられるものと
全く逆。

本土からやってきた鬼たちが、女神を封印し祀ろうとした神を、
沖縄の人々は二度と出てくることはないようにと封印し、
本来の女神を祀り続けてきたのではないでしょうか。。。。

沖縄と本土。

ここには、大きな違いがあります。

その違いを、これからも少しづつみなさんにお話していきたいと思います。

20代の時、
突然沖縄に住もうと決めて沖縄に渡たり住んだ場所の名前が

「おおじゃな」

漢字は違いますが、まるで 「大きな蛇」 。

沖縄と姫との関係がわかればわかるほど、
あの時沖縄から始まった3年間を振り返ると、
それは、本当に姫の封印に関わった人々の場所を廻されたのではないかと思ってしまうほど
不思議です。

私が勝手に思っているだけかもしれませんが・・・・・。






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by ldc_nikki | 2012-08-07 01:36 | 沖縄 | Trackback | Comments(2)

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