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2300年の歴史 「伊豫豆比古命神社」  (小さなラッキー)

こんばんは。
今日は、午後から松山の隣、東温市に行ってきました。
旧川内町と重信町が合併してできた市です。 この重信町は、今まであまり目に止まらなかったのですが、先日から突然気になりはじめ、今日はじめて訪れました。

この町も、とても古い歴史があり、伊予の歴史を語るうえで、はずせない場所のようです。
今日一日では、とても周りきれず、明日も引き続き、重信へ行ってみようと思っています。

今日のお話は、また後日させて頂きます。

今日は、松山市に鎮座する、「椿さん」の愛称で有名な神社  「伊豫豆比古命神社」です。
毎年、旧暦の1月7・8・9日に開催される、「椿祭」。
愛媛県だけでなく、全国から訪れるます。 私も、椿さんの時に、何度も訪れていますが、実は、神社巡りを本格的に初めてからは、一度も来ていませんでした。

今回、椿さんの日以外に、初めてここに訪れました。
椿さんの日は、多くのお店や、前に進めないほどの人ごみで、境内がどんなになっているのかがほとんどわからなかったので、初めて目に入るものばかりでした。

「椿祭」とは、商売繁昌のお祭りです。
どうして、椿さんと言われるようになったかといいますと。
今から約2300年前、伊豫豆比古命・伊豫豆比売命という二柱の神様が、舟山という現在も境内にある岩に御舟を寄せ、潮鳴栲綱翁神(しおなるたぐつなのおきなのかみ)が纜(ともづな)を繋いでお迎えした。』
という伝説があります。
この伝説から、神社周辺は一面の海原であったと言われています。

『津(海の船着場)の脇の神社、すなわち「つわき神社」が時間の経過と共に「つばき神社」と言われるようになったという説と、
境内に沢山の椿があるため、「椿の神社」つまり「椿神社」と呼ばれるとの説話があるそうです。

伊豫豆比古命・伊豫豆比売命という二柱の神様は、伊豫村大明神ともいわれていたそうで、伊予の国の神のことをいうのではないかと思います。
この辺は、入り江、あるいは海であった可能性が高く、その意味でも ここも、「津」の神、瀬織津姫ではないかと思います。

伊予の国は、ニギハヤヒの子孫が国つくりをおこなった国、ですから、伊予の国の神とは、
瀬織津姫と、ニギハヤヒということなるのではないかと思うのです。
また、以前お話した、「伊予神社」 とも関係のある神社の可能性が高く、ここも、伊予の国がつくられる上での大きな意味をもつ場所であったのでしょう。

また、伊豫豆比古命・伊豫豆比売命のほかに、
伊与主命(いよぬしのみこと)
愛比売命(えひめのみこと)
が、祀られています。

伊与主命(いよぬしのみこと)は、伊予の国造の祖。
また、愛比売命(えひめのみこと) は、古事記・日本書紀にも記されているイザナギとイザナミが国生みをおこなったさいに、生まれてた四国の中の、愛媛の女神、愛比売命。

大政奉還が行なわれて幕政が閉じられ、廃藩置県の実施を見て明治を迎えたとき、この女神の名前、愛比売命から、愛媛県が誕生しました。
都道府県名に御神名を冠されたのは、愛媛県のみだそうです。

愛媛の重要な 四柱の神様を祀る、 「伊豫豆比古命神社」をご紹介します。

*伊豫豆比古命神社(椿神社)
*松山市居相二丁目2番1号
*祭神
伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)
伊豫豆比売命(いよずひめのみこと)
伊与主命(いよぬしのみこと)
*境内社
勝軍八幡神社(誉田別命)
御倉神社(宇迦之御霊神)
児守神社(天之水分命・木花開耶姫命)
奏者社(潮鳴栲綱翁神)

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そして、私が一番気になっているお宮はこちら
奏者社(潮鳴栲綱翁神) です。
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こんな伝承があります。
当初は、梅本村小野谷に鎮座していたが、洪水で当地に流れてきたと。

現在の場所に、社殿を造営したのは、大化の改新の年 (645年)。
梅本村とは、ここから、東の方へいった、東温市と松山市の境目にある村で、現在もその地名は残っています。
梅本町と北の山の方へあがると、小野という地名が今も残っています。
実は、この梅本町のすぐ隣の東温市の牛斑というところには、三島の伝説が残る重量な場所があります。
また、小野へ行く途中、「山ノ神」 という地名があり、今日とても気になっていたところでした。
このブログを書く前に、調べていると、小野に鎮座されていたという記述を見つけました。
もし、これが事実なら、現在の場所へ遷されたのにも、もしかしたら重要な秘密があるかもしれません。

また、小野には、観音山と言われる山もあります。

「645年」 という、一つの節目の年に、造営された神社だとしたら、
この岩に祀られている、潮鳴栲綱翁神(しおなるたぐつなのおきなのかみ、そして、「津の宮」という名前は、瀬織津姫にまつわるものかもしれません。

大三島に、大きな波が押し寄せる前に、ここ、松山で時代の変動が始まっていたのかもしれません。
それが、先日の玉川の神社、「御鉾神社」の、「訓見郡徳威の宮より大三島宮へ天之逆矛を奉遷した」という
伝承に繋がるのかも。
というのも、この元あった場所という、梅本村一帯(東温市)に、その徳威の宮があったからです。

そんなつながりがあったとは、全く知らず、 「伊豫豆比古命神社」のお話をする日に、東温市へと向かったことが、偶然とは思えない導きを感じています。

毎回ですが、この何度も起こるシンクロに、自分でも驚いています。

必要な時に、必要な場所へといく。 必要な時に、必要な情報が入ってくる。
本当に不思議です。

よく「何のためにこんなことをしているの」といわれることがありますが、どうしてか私にもわからないのです。
気持ちに素直に動いているだけ。
でも、理由もなくただ、自分の気持ちに素直に進んでいる今が、一番、前に進んでいるような気がします。
こんなにも、偶然と思えることが重なったことは、今までにないからです。

だから、今強く思うことは、最低限生活するために、何らかの仕事をしないといけません。
でも、それが、自分の思うようなしごとでなくても、それはそれで一生懸命しながら、自分のできる範囲で自分の気持ちが求めているものを、してみると、何かが変わってくる。

それが、何の意味もないことに思えても、何かを得ようとするのではなく、利益や損得を考えず何かをしてみることは、大事なのではないかと思うのです。

無理をしない、できないときはやらない。 無理やり全てを変えようとしない。
今の生活を大事にしながら進めることです。
今の自分にできることを、始めること。 それが、遠い道のりのようで、一番の近道のように思います。
小さなシンクロや、小さなラッキーに気付き、楽しみながら。。。。。

ちなみに、私の最初のころの楽しみは、スーパーやショッピングセンターに買い物に行った時、どんなに込んでいても、入り口に近い場所が必ずあいているか、ちょうど目の前で車が出るところで、とめれないことがなかったこと^^ それは、今でも変わらず、続いています^^
それだけで、 「今日もツイテル」 と うれしくなったものでした。
どんな時でも、小さなラッキーを見つけれる心を忘れずにいたいですね。

最後に、
「伊豫豆比古命神社」から帰る前、ちょうど夕日が沈む前で、拝殿の横に太陽が見えました。
こんな、なんでもない光景ですが、小さな隙間から、太陽が見えるこの瞬間にここにいれたことが、とてもラッキーに思えます。 こんな、小さなラッキーが神社での、私の楽しみの一つです。
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今日も、ありがとうございました。







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愛姫伝神社・お寺・観光マップ
by ldc_nikki | 2011-04-17 00:59 | 愛媛県松山市

数あるブログの中からお越しいただきましてありがとうございます。 不思議な数々の出会いから、今は、愛媛の神社めぐりをしながら、神社や女神様そして、神話の神々の伝説を調べています。


by 愛姫
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