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こんな所に神の木があるなんて 「三本杉」 (理由って?)

こんばんは。

まずは、この写真から。
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ゴールデンウイークに、松山の商店街の中で行っていたイベントの一つ。
ろうそくと、入れ物を販売して、その売り上げを義捐金として送るというイベントでした。
入れ物に、それぞれが、メッセージを入れて、その夜、一斉に商店街の中でろうそくを灯しました。

ろうそくに火を灯した所は、見ることが出来ませんでしたが、多くの人の想いが、東北へと届いたことでしょう。
人の想いは、どんなに離れていても伝わる。 沢山の人の復興への願いが、奇跡を起こす源となると私は信じたいです。

実は、今日、ショックなことがありました。

東京に住む知人から、気仙沼市で被災された方々が、自ら、津波から免れた自宅を支援物資の受け渡し場所に開放し、現地の人々で、困っている人たちに、支援物資を届ける活動を始めたという話を聞きました。

活動をされている人々も、もちろん、被災した人達です。
でも、もっと困っている人が沢山いる、決め細やかな対応ができない組織だけでは、行き届かない人々が沢山いるということで、始めたそうなのです。

私は、その話を聞き、あることを思いつきました。

支援物資はなかなか個人では、送れないし、どこに送ったらいいかもわからないから、何か方法はないかと思っている人も沢山いるだろうから、子どもたちの学校で、声をかけ、もし、何かあまっているものがあったら一緒に、送ったらどうかと考えました。

子どもの学校は、50世帯もいない、小さな学校。
全家庭の子どもの顔も、親の顔も知っているほど、小さな学校です。 小さな学校だからこそ、できることだと思ったのです。
もちろん、強制ではありません。 もしあれば。。。。そう思ったのです。
早速、次の日、学校に行き、校長先生にお話をしました。
すると、校長先生も大賛成してくださり、PTAで、動いてみたらどうかと言われました。
そして、できれば、子どもたちも、現地の小学校に何かできればいいなですねと。

私は、そう言っていただけたので、今日、PTAの会長さんに、このことをお話しました。

すると、ほとんど、聞く耳を持たず、 返ってきた言葉が、
「理由がないと、難しいです」 という答えでした。

どうして、そのに送るのか、その理由がないと声をかけることすら無理だということだったのです。
それはどうしてかというと、もし、他にも、同じような話が来た時に、断れなくなるからということでした。

そして、子ども達のことも、同じです。
どうして、その学校なのか、 昔から何かでご縁がある学校とか、特別な何かのつながりがないと、みんなでということは、無理です。 と言われました。

私は、これが、今の世の中なんだと、改めて知らされました。

今までは、全く知らない土地の人々かもしれません。 でも、こうして、目の前で困っている人がいて、その方々へと、今すぐ必要なものを届けることに、どんな理由がいるのでしょうか?
今、この現状を、自分達が知ったことに、意味があるのではないのでしょうか。

私の考えかたが、組織としては、間違っているのかもしれません。
でも、声をかけることさえも、許されないほど、難しいことなのでしょうか。

どうして、そこにだけ送るのかと言われた時に、困るからという理由で、何もすることができない。

今は、全てが、こんな世の中になってしまっていることに、改めてきづかされ、本当にショックでした。

このことだけではありません。 
何かをしようとすると、まず考えることは、どうしたら自分達の責任にならないかという、その対処法を考え、それがなければ、しようとしない。
責任は取りたくない。 何も言われたくない。 失敗したくない。 
そんなことだけを、必死で考えている世の中なのです。

今の原発の問題も、同じです。

いつから、こんな世の中になったのでしょう。 とうとう、子どもたちの世界まで、こんな世の中になってしまいました。 人と人が、繋がり、助け合う。 そんなあたりまえのことも、純粋な気持ちですることもできない、世の中に。  

でも、これが現実なのですね。 人それぞれ考え方が違う、助け合うことでも、人と人はみんなで協力することができないということが、現実なのですね、特別な理由がなければ。。。。。




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以前、重信町のお話をしましたが、今日は、重信町と松山市の境目の、松山市側の神社のお話です。

善応寺に行った後、次はどこに行こうかな。。。と、いつものように地図を見ていたら、
ある場所が気になりました。

それが、今回の場所、松山市と重信町の境目の町です。
この道は、まだ一度も通ったことがない道でした。 小野川という川が道沿いに流れ、その途中の地名には、
「山の神」 という地区が。

この川と、この地区の名前が、何故か目から離れません。

気になったところへは、まずは行ってみようということで、向かうことにしました。

玉川から松山へ向かう 国道317号線、石手川ダムの手前の町、河中町から、県道196号線へと入ります。
綺麗な川沿いを、走ると、山の中に、一つの神社がありました。

神社の名前は 「新宮神社」

もちろんここを訪れるのは、初めて。 どんなところか、ドキドキしながら、神社へと歩いて行きました。
山の中の小さな階段を上がります。
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階段を上がると、細い山道を更に上へと登ります。
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すると、また階段が。 上の方に、新宮神社の文字が見えてきました。
新緑が美しい、静かな山の中でした。 この向こう側はどんな世界が広がっているんだろう。
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神社の入り口に着きました。 
鳥居の向こうに、赤い屋根の、拝殿が見えています。
でも、この時は、まだ、あの巨木は見えませんでした。 
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鳥居の前にきた時も、まだ、気付きませんでした。
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そして、鳥居をくぐり、拝殿へと近づいた時でした。
え?あれは、何?  

葉っぱの陰になり、全部は見えていませんでしたが、何か凄いものが前にある。そんな感じでした。
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近づいてびっくり。 ものすごい高さの、杉の木が、立っていたのです。
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*三本杉
名前は三本杉なのですが、実際は、二株。
でも、もともとは、三本あったもので、二つの木が根元で合わさり、1本の木になったそうなのです。
樹高 55メートル。 現在も、まだ成長し続けています。

以前紹介した、高知県大豊町の、スサノオの大杉 65メートルには及びませんが、それに匹敵する大きさとその迫力。 四国でも、大豊町に続く二番目に大きな 大杉でした。

大杉に近寄ると、その圧倒的なパワーで、心臓がドキドキ。
大豊では、その木に触れることができませんでしたが、ここでは、その木の上に乗り、木に触れ、まるでその木の中へと入っていくような、そんな感覚さえ味わうことできるのです。

根元で、一本になった杉が、地上約1.4メートルのところで、二つに分かれています。
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ここに、こんなに凄い大杉があるなんて、全く知らなかったので、本当にびっくりしました。
愛媛にも、こんな場所があったなんて。。  
何かに悩んだ時、この木に会いにきたら、小さな悩みことなんて、吹き飛んでしまいそうな、そんな大きな力を感じました。
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そして、拝殿、参拝。
この新宮神社の祭神は、大山積神。
しかし、ここは、熊野神社を勧請した神社です。 熊野神社のはずが、大山積神を祀る神社。
ここにも、熊野神社と、瀬織津姫の関係が見えてくるかのようです。

*新宮神社
*松山市福見川町494番地
*大山積命(おほやまつみのみこと)
*境内社
 水神社
 祇園神社
*由緒
 十九地山、城主白石若狭守が紀州より熊野の神を当地に勧請し、新宮神社と称した。

城主白石若狭守とは、河野家の分流です。
熊野の神が大山積神。 ここも、神さまの名前を変えた場所なのですね。

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静かな鎮守の杜に囲まれ、ひっそりと、鎮座されていました。
大杉も、また、その力、その偉大さを、誰に認めえてもらうわけでもなく、静かに、力強く立っていました。
その姿が、何よりも、私の心に強く焼きつきました。

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本当にありがとうございました。
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今年は、あちこちで、龍が昇っています。

そして、あの3.11の日も。。。。
被災地で、その時のことを語っていた 一人の女性の一瞬のことば。

ある旅館の女将さん。
お客さまを、全て自分が作った非難路から裏山へと避難させた後、自身は、津波の中へと飲み込まれたそうです。
その時、女将さんは、あるものを見たと。

「何匹もの龍が、真っ黒い波の中を、押し寄せてきたように見えたと。」

それは、あまりにも激しい津波が、目の前に迫って、自分を飲み込んでしまった時にみた、幻覚だったのかもしれません。 でも、その言葉が、今でも焼きついて離れません。

どうか、人々の心が、一日も早く、浄化できますように。
一人でも多くの人が、人の心を取り戻すことができますように。 
これ以上、悲しむできごとがおこらないように。
地球も、神さまも、きっと、悲しんでいます。 そして、人々の幸せを、望んでいると、思います。

 




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by ldc_nikki | 2011-05-17 23:27 | 愛媛県松山市

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