南予は竜王信仰の町 「津島 遊子 竜王島」  

こんばんは。

今日は、再度、宇和島市津島町です。
この日は、あいにくの雨。 でも、 この日なぜかどうしても、津島に行きたかったので、雨の中、高速を走り、南予へ。

目的は、津島の竜王島。

週末の数日前、偶然、インターネットで見つけました。
観光客の人が、津島町の遊子から、民宿の方がされている小さな遊覧船にのって、竜王島におりているところを、ブログにのせていました。

それまで、 竜王島があることも、 こんな小さな遊覧船があることも知らなかったので、見つけた時は、
びっくり! 
週末は、 津島へ。 とその時から考えていました。

途中、前が見えないほどの大雨。
船もでているかも確かめてなかったのですが、 なんとなく、行けそうな気がして、ただ、その勘だけで、いつものように向かいました。

津島について、遊子の方へと入ると、山の上に小さな神社を見つけました。
まずは、 ここでご挨拶。 (そこの地区で、一番初めに出会った神社には、必ず、今日は、この地区を周らせていただきますと、ご挨拶させていただきます。)

神社の名前は、一宮神社。
後で、調べたのですが、 神社庁に登録がなく、 祭神がわからないままです。
同じ津島にある、別の一宮神社は、大己貴命(おおなむちのみこと)なので、 もしかしたら、ここもそうかもしれません。

大己貴命とは、南予では大国主命と同一神のようです。
というのも、 大国主命と少彦名命が、伊予の国つくりを行ったという伝説が残っているのです。
そして、前回、大洲までの道のりを調べていたのですが、 ここ津島も、二柱の神がやってきて、数々の奇跡を起こした場所という出説が残っていたのです。

最後の大洲には、 少彦名命だけがやってきたようになっていたのですが、もしかしたら、 大国主命も一緒に南予にやってきたかもしれないことが、 わかりました。
そして、もしかしたら、 まだ南にもその足跡はあるかもしれません。

ここにきたことで、もう一つの一宮神社の由緒書に書かれてある、この伝説を見つけることができました。

本当に、ありがたいです。

遊子の一宮神社

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一宮神社で参拝をして、 出発。
すると、もう一社、小さな神社を見つけました。

なんとなく気になったので、行ってみることに。
神社の名前は、 「天満神社」 
祭神は、ここもわかりませんでした。 

でも、 宇和島の別の天満神社と同じなら、菅原道真だと思います。
ここは、境内に梅の木があり、 大きな梅が、境内に沢山落ちていました。

*天満神社
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天満神社で参拝し、いよいよ、竜王島へ。

竜王島へは、遊子水荷浦にある、民宿のご主人が出している、遊覧船で向かいます。

民宿の名前は、段畑さの屋さん。
一日一組限定の宿で、一泊二食付で8,000円の、とってもリーズナブルなお宿です。

まずは、船のことを伺うため、民宿へと行ってみました。
すると、 奥さんが出てこられました。

「すみません。 こちらから遊覧船が出ているとインターネットを見てきたんですけど、今日は、出していただけるんでしょうか?」

「はい、 雨でも大丈夫ですか?」

「私はぜんぜん平気です、 もし雨でも出していただけるのでしたら、是非お願いします。」

そう言うと、 奥さんは、ご主人に電話をかけて、わざわざ家に帰るようにと伝えてくれました。
ご主人はというと、 ご自身の段々畑の上にいるとのこと。
段々畑を見ていると、一番上から、ご主人が降りてきました。

そして、 ライフジャケットを着用して、 いざ、竜王島へ出発!

船は、小さな屋根のない、漁船のような船。 雨で、いすがぬれていて、私は全く気にならなかったのですが、
わざわざ座布団を出して下さいました。
船が出るころには、雨が小雨になり、 龍神さまに感謝をしながら、出発しました。

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竜王島は、岸からほんの数分でつく、目の前にある小さな岩の島です。
あそこに、竜神が祀られています。

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あっというまに、島に到着です。
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竜王島の竜王宮です。
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南予地方は、 はっきりした理由はわかっていませんが、古くから、漁事繁栄、豊漁の海の神でもあり、雨乞いの神として、竜王信仰が盛んな町でした。

ある書物では、この竜王信仰は土佐高知城下のはかり屋の娘が龍と化したという伝説にはじまると書かれてありますが、 私は、そうではないような気がしています。

愛媛県と高知県の境目の高知県側に、竜王宮という神社が山の中にあります。
ここは、城川町の人々も、毎年欠かさず二回 参拝に出かけるほど、愛媛との関係の深い神社です。
南予地方の歴史は、もしかしたら、この四万十川の上流にある、竜王宮に何か関係しているのかもしれません。 
津島町は、 竜信仰がとても盛んな場所ですが、 瀬織津姫の名前はどこにも見ることはできません。
でも、それは、九州、宮崎に近いからかもしれません。

姫の伝説が残る、津島より少し北、八幡浜、三瓶沖の大島には、姫の伝説が残ります。

姫の名前は、ここ津島からは消されてしまっていますが、その代わりに、竜信仰が、今でも残っているのではないかと思います。

 宇和海における竜王信仰は、「大成郡録」(宝永三年本) に書かれており、 
御荘組平山浦に竜王津島組下灘浦に八大竜王があると。

 同書(宝暦七年本) には、 御荘組内海浦、 城下組戸島浦・遊子浦に竜王、同組東三浦 ・ 日振島・高山浦に八大竜王が記載されている。 つまり、十八世紀前半期に宇和海南半部に竜王信仰が拡大しているのである。遊子浦の竜王は、 「当浦畑数石数其外一切書付」 (天保十二年八月)には八大竜王と記されている。
遊子浦の竜王は十八世紀前半期に遊子浦に伝えられたものである。 さいしょは津野浦で竜王祭りが行われたが、これを魚泊浦の竜王島に移して竜王祭を執行するようになったようである。

と書かれています。

今でも、年に一度、お祭りが行われているそうです。
数年前までは、毎年、ここにある竜を部落ことに持ち回りで、新しくつくっていたそうなのですが、現在は、人口が減り、 高齢化になってしまったため、その風習はなくなってしまったそうです。
そして、お祭りも、以前は島で行ったあと、今度は、陸側でも行っていたそうです。

このように、南予は、高齢化が進み、 神社を維持していくことも難しくなってきています。

大事な歴史と、郷土の文化がつまった、神社をどうやって、後世に残していくのかが、これからの一番の問題になってくるかもしれません。

なんだか、 悲しいです。
もう一度、若い人たちが生活をして、ずっと町を残している方法はないのでしょうか。

なんとか、これからもずっとずっと、残していけるように、心から願っております。

拝殿の横に、奉納されている竜。
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竜の体
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そして、竜の尾には、剣がささっています。
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まるで、ヤマタノオロチです。
この剣は、なんですか? とたずねた所、これは、和霊神社の牛鬼のやはり尾っぽについていたものを、いつのころからか、この竜につけて、それから、ずっとつけ続けているとのこと。

ご存知のとおり、ヤマタノオロチは、 その尾の中に、草薙の剣を隠していました。
スサノオが退治した際に、その剣を、取り返したという伝説があります。
もともと、この剣は、アマテラスのもので、 アマテラスが天から落としてしまった時に、あのヤマトタケルの伝説が残る、伊吹山へおとしてしまい、そこで、ヤマタノオロチがその剣を自分の体に隠したといわれています。

その剣と同じように、 牛鬼の尾にも、つけられていたのです。
牛鬼は、牛と竜の両方をあわせもった、神とされています。 
まるでヤマタノオロチの竜と、スサノオである牛が、一つだと言わんばかりに。。。。。。

この後、鯛の養殖をしているところへ行き、そして、佐田岬半島が見える絶景ポイントまで船で連れて行ってくれました。
あいにく、霧がかかり、佐田岬半島は見ることはできませんでしたが、 霧の向こうにある佐田岬へ、次は行かせていただきます。 と心の中で、伝え、岸へと戻りました。

この写真は、遠くに見える宇和島市内です。
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遊子は、段々畑で有名な場所です。 
畑に植えられているのは、じゃがいも。 収穫を終えたばかりで、今は見ることはできませんが、
3月くらいにくると、オレンジ色にそまった、綺麗な段々畑を見ることができるそうです。
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この遊覧船は、大人一人500円。
所要時間約20分程度です。 お天気のいい日だと、もっともっと美しい宇和海の海を堪能できることと思います。
是非、皆さんも足を運んで見てください。

雨の中、 案内をしていただいたご主人には、本当に感謝しています。
竜のところへ、連れていってくださり、本当にありがとうございました。



 

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by ldc_nikki | 2011-06-27 22:27 | 愛媛県宇和島市津島町 | Trackback | Comments(0)

数あるブログの中からお越しいただきましてありがとうございます。 不思議な数々の出会いから、今は、愛媛の神社めぐりをしながら、神社や女神様そして、神話の神々の伝説を調べています。


by 愛姫
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