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濃染の里 「玉生八幡大神社」 (神と人の繋がり)

こんばんは。

毎日、暑い日が続きますね。
例年より、随分早く梅雨があけ、今年は長い夏になりそうですが、
元気に夏をのりきりましょうね。

今日は、前回の続き 松前町の神社です。

前回は、松前町の漁港に鎮座する、瀧姫神社でした。
この日は、神社は終わりにして、買い物に行こうと思っていたのですが、右折する道を間違えてしまい、
なんだか、 行き過ぎた気がすると思い、 次の交差点を曲がり、そのまま国道へと向かっていると、
左前方に、神社がありそうな杜が、見えました。

(なんだか、大きな杜。行こうかどうしようか。。。。)
と考えならが、ゆっくり車を走らせいたのですが、神社の鳥居が見えた瞬間、 ここは行かなきゃ!

そんな思いにかられ、急いでハンドルをきりました。

鳥居の横に、車をとめ、早速神社へ行ってみることに。
(鳥居の真ん中に車をとめているのは、私ではないです^^;)

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ここは、玉生八幡大神社という神社でした。
とても、古い神社で、こんな場所に、こんな由緒のある神社があったとは、全く知りませんでした。

*伊予郡松前町西古泉697
*御主祭神
 誉田別命(ほむだわけのみこと)
*配祀
 ・三女神(市杵嶋姫命、田心姫命、瑞津姫命)
 ・足仲彦命 (第14代仲哀天皇)
 ・氣長足姫命(神功皇后)
 ・玉生石神  

 仲哀天皇の九年(200)ころ、神功皇后が三韓におもむかれる時、当地を逍遥して、湧き出る清泉に戦勝を占い、布が濃紺に染まる吉兆にちなんでこの地を「濃染の里(こいぞめのさと)」と命名しました。
帰途、また船をとどめられ、天神の神託によって久欺美玉(くしみたま)を玉生林にまつったが、後世、郡司がここに社殿を造営して久欺美玉宮(くしみたまぐう)と称して崇拝しました。

 その後、文武天皇の慶雲四年(707)六月十七日、伊予の豪族小千玉興(おちのたまおき)・玉純(たまずみ)が厳島神社より三女神を勧請して久欺美玉宮に合祀し、日女宮(ひめみや)と称しました。

ここは、神功皇后が立ち寄られた、とても古いお宮でした。
沸き出る清泉があったと書かれてありますが、 松前は、昔も今も、地下水のとても抱負なところだそうです。
伊予市から松前町にかけては、とても古い神社が多くありますが、この辺は、愛媛の中でも、古くから国つくりが行われただろう場所です。

それも、やはり、水と関係するかもしれません。

愛媛の古い書物によると、 この辺りで国つくりが行われ始めたのは、成務天皇だと言われています。
仲哀天皇の一つ前の天皇の時代です。
愛媛には、神功皇后に由来する場所が、とても多いのですが、 当時、愛媛は、とても重要な場所だったことがわかります。
当時といいますか、弥生時代から古墳時代、そして飛鳥時代、奈良時代前半まで、愛媛および四国は、一つの鍵をにぎる場所だということが、どんどんわかってきました。

しかし、その歴史は、神々の名前はもちろん、さまざまなことが、隠され、消されてしまい、今となっては、当時のことは、想像の世界でしかないのかもしれません。

でも、歴史を知ることは、とても大切なことだということを、強く感じます。
よりよい未来をつくるためには、歴史の中にヒントがある。そんな気がするのです。

今言われている歴史の、全てを否定する気持ちは、ありませんが、少しでも真実にちかづくことによって、
人が、どう生きていけばいいのか、その答えが、見つかるような気がします。

いぜんにも、書いたような気がしますが、
私のブログの中で、神社へ参拝しながら、一緒に古代の歴史の旅に行っていただければうれしいなと思います。

現実では、タイムマシーンで、古代へと行くことは不可能ですが、
神社の中には、 神様への入り口だけでなく、古代への入り口があります。

たとえば、今日の神社なら、 美しい湧き水で、 占いをした、神功皇后の姿が、目をつぶればすぐ目の前に見えてきそうです。
出雲の、八重垣神社の池のように、ドキドキしながら、水にそまる布を眺めてる姿が。。。。

拝殿
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本殿
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玉生古杜(誉田別命)
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参拝をして、境内を少し歩いていると、
横から、す~っと、何かがよこぎりました。 

あ! カラスアゲハ!
ここでも、黒い蝶が、飛んできました。
「清泉」 ここも、最初は、姫さまだったのかもしれませんね。


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「神様」

皆さんにとって、神様はどんな存在でしょうか?

縄文時代の日本人と、神様は、いつも繋がっていました。
それは、神様に依存していたわけでもなく、神様に自分の欲望を押し付けていたわけでもありません。

神様が、沢山の恵みを与えてくださるから、 生きることができると、いつも感謝をしていました。

天災がおきると、それは、神の怒りだと考えました。
非は人間のほうにあると考え、怒りを静めるために、人々は祈りました。

その時代の考えかたが、100%正しいわけではありません。

でも、神=自然に 感謝をする心を、誰もが忘れることはありませんでした。
生かされていることへの、感謝の心を、いつも持ち続けていました。
過ちを、詫びる心を誰もが持っていました。

しかし、それが、人間の文明が進化するごとに、少しづつ変わっていきました。
神さまは、人間の欲望をかなえるための存在へと、変化していったのです。

弥生時代、 稲作が始まり、土地や水をめぐって人々は争うようになりました。
そして、権力をもつ人間が、生まれてきたのです。
人間は、勝つために、祈りはじめます。

勝つために、神と繋がろうとするのです。

それでもまだ、 人間は、神よりえらいなどとは、思ってはいませんでした。

しかし、ある時、人間は、神の声を聞く(巫女)ことを、やめてしまいます。
そして、その時から、少しづつ、一方的に人間の願いだけをかなえてもらうための、人間のための神へと
変化していくのです。

それから、人間は、ますます増徴しはじめ、 ますます欲深くなっていきます。

神の声は聞こうともせず、人間の欲望だけをかなえるために、利用し始めます。

いつのまにか、人間は、神よりもえらくなってしまいました。

そして、とうとう、人間は、神のことを忘れてしまい、人間の力だけで生きていると思い、人間が全てを生み出していると思い、人間が一番偉いと思うようになってしまったのです。

そして、今、人間の欲望は、どんどん膨らみ、神の領域にまで手をだしてしまい、この星そのものの命まで奪おうとしてしまっています。

「神」 という存在は、目に見えるものではありません。
だから、信じることができなくても、それは仕方のないことなのかもしれません。

でも、実は、神様は、私たち一人一人の、体の一部であり、 一人一人の心の中に存在するものでもあるのです。

人間とは、不思議なもので、 感謝の気持ちをなくしてしまうと、 崩壊の道へと進んでしまいます。
それは、自分自身が崩壊することもあれば、家族や、友達、また、その影響が大きいほど、多くの人を巻き込む崩壊へとむかってしまうのです。

人間は、私利私欲。 自分のためだけの、欲望をかなえようとすると、同じように、
崩壊の道へと進んでしまいます。 自分は欲望をかなえているつもりでも、その影で、誰かが崩壊し、誰かが悲しみ、誰かが苦しみ、 そして、 いつか、その苦しみ、崩壊は自分へとふりかかってくるのです。

夢と欲は違います。 希望と欲望は違います。 向上と欲望は違います。

神様を思うことは、 宗教とは違います。

神様を思うことは、人の心を正すことへと繋がるのだと、思うのです。
謙虚な心を、常に持ち続け、反省するこことが生まれ、詫びる心が生まれるのだと。

だから、神様へはお願いをしてはいけないと、昔から言われているのだと思います。

すでに、与えられている幸せに気づき、感謝をする心が、原点にあって、はじめて、
本当の、夢は生まれ、 多くの人が幸せへと繋がる、希望が生まれるのだと私は思います。

それが、 ニギハヤヒの御神徳 「一願成就」 なのだと。

私たちの心の中には、 体の中には、神様が存在します。
だから、神様と繋がることができる心(謙虚な心、感謝の心、反省の心、人の幸せを願う心)
を持つことが、 自分自身の幸せ、家族の幸せ、更には、地球上全ての幸せへと繋がっていくのだと、私は思います。

神社は、人間がたどってきた歴史がつまっています。
人間の過ちの歴史が、つまっています。

それを知り、それを受け入れ、原点へと一度帰ることが、今、この時代に必要とされているものだと私は思えてなりません。






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愛姫伝神社・お寺・観光マップ
by ldc_nikki | 2011-07-12 23:09 | 愛媛県伊予郡松前町

数あるブログの中からお越しいただきましてありがとうございます。 不思議な数々の出会いから、今は、愛媛の神社めぐりをしながら、神社や女神様そして、神話の神々の伝説を調べています。


by 愛姫
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