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禊で生まれた住吉三神と綿津見三神 「久万高原 住吉神社」

こんばんは。

今日は、真夏が戻ってきたような暑さでした。
お盆の過ぎ、9月が来ようとしているのに、今年も、まだまだ暑い日が続きます。

みなさんは、夏バテなどしていないでしょうか。
夏に冷たいものを飲んだり、食べたりし過ぎると、 内臓が弱り、秋がくるころに、体のあちこちに変調をきたすそうです。

気をつけないといけないですね。

さて、今日から、久万高原町のお話に移ります。
少し前に、 久万高原町の紹介をしましたが、 あの後、 空海が、岩屋寺を開基した際に、守り神として鎮座させた神社を、探しに行ってまいりました。

久万高原町は、岩屋寺や、大宝寺など、 四国八十八ヶ所の中でも、特別なお寺といえる有名なお寺がある場所ですが、 お寺だけでなく、 神社も、とても意味のある神社が多い町だと感じます。

愛媛の中心ともいえる、久万高原町は、 縄文時代から人間が住んでいたといわれる場所でもあり、
空海も、特別な霊気を感じる場所とも言ったように、 神々が宿る町なのかもしれません。

大宝寺をすぎ、岩屋寺の方へむかっていると、右手に、神秘的な杜が目に入りました。

「これ神社かな?」

「とりあえず、ちょっと見てみよう」

そう言って、杜の方へと入っていってみました。
すると、 反対側に、鳥居がありました。
(やっぱり神社だ~!)

ここへ、来る予定ではありませんでしたが、 こもきっと何かのご縁、
ここで、今回の久万高原町に入るためのご挨拶をさせていただくことにしました。

禊で生まれた住吉三神と綿津見三神 「久万高原 住吉神社」_e0165472_29515.jpg


正面の入口へ行くと、そこには、「住吉神社」と書かれていました。
住吉神社は、 今まであまり参拝したことがない神社ですが、 実は、私自身にはとても縁のある神社です。

というのも、 今の私の家の氏神さまは、住吉神社で、
私の祖父が住職をしていた、三津のお寺の中には、 住吉神社があったそうです。

以前から、きっと、いつかこのご縁の意味がわかる時がくるんじゃないかと思っていましたが、
ここにきて、やっと、少しづつその意味がわかりはじめたような気がします。

住吉神社は、 瀬織津姫には、まったく関係のない神社だと今までなぜか思っていたのですが、
それは大きな間違いで、 住吉神社に祀る、 住吉三神もまた、 昨日お話した「客神社」と同じように、
神々を入れ替えられたことに、大きなかかわりをもつ神様だったのです。

住吉三神の祭神は、
底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)
の三柱の神のことを言います。

この住吉三神は、イザナギが黄泉の国から帰ってきた後、禊をした際に生まれた神様です。
三神に分けられてはいますが、 この三柱の神は、もともとは一柱の神をわけたものだと考えられています。

そして、この禊をしたさいに、生まれた神は、住吉三神だけではありませんでした。
もう一柱の神とは、 綿津見神。
綿津見神もまた、 住吉三神と同じように、
ソコツワタツミ(底津綿津見神)、ナカツワタツミ(中津綿津見神)、ウワツワタツミ(上津綿津見神)の三神を
総称して、綿津見神といいます。
そして、またの名前を、 豊玉彦命ともいいます。

豊玉彦命は、あの豊玉姫の父でもあります。

そして、住吉三神と、綿津見三神は、共に生まれてきているのですが、
古代王権が九州から畿内(近畿)に東遷する時、重要な役割をしたのが住吉三神とされています。

このことから、 ここでもまた、禊という、罪を祓った後に、
それぞれ、 元の神と、新しい神のそれぞれの意味を背負った神が生まれ、片方の神は、新しい王権に近い神として表現されています。

古事記とは、 一見一つの物語のように作られていますが、実は、その中身は、元の神から新しい神へと変えるにあたり、何度も、禊や誓約、多くの神を誕生させながら、自らが行っていることを正当化するだけでなく、元の神への罪の意識から、すべてを消し去ることはできず、両方の神を同じように誕生させ、片方の神々を自分たちの祖神といわんばかりのストーリーへと作っていったものではないかと思えます。

また、ここにも、陰と陽、裏と表の世界があり、 
さらには、荒御霊、和御霊という二つの魂の存在へもつながり、一番重要な、祓戸大神を誕生させることにより、自らの罪を、自らが消し去った神で祓い、 それらの神々の怒りを鎮め、罪を詫びていたのかもしれません。

ただ、古事記をつくることと同じくして、 どうしても、変えなければいけなかった場所が、大三島の三島宮、またの名前を、浦戸宮だったのか、それが、まだまだ謎のままです。
さらには、越智氏という氏族が、どうしてそこまで関わっていたのかも含め、まだまだ課題は山積みです。

瀬織津姫から、大山積神へ、 
大三島の大山祇神社の御神体、 鷲ヶ頭山は古くは、神ノ山とよばれ、さらに、神社に近い場所にある山、
安神山に住んでいた龍を、瀬戸から宮浦へと編座するさいに、追い出し大山積神を鎮座現在の場所へと祀ったのか。 それが、これからの一番の課題になりそうです。

*住吉神社
*上浮穴郡久万高原町下畑野川甲384番地
*住吉三神(すみよしさんじん)
 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
*大阪堺の神官が奉じていた住吉神社の神霊をあがめ祭ったことに始まりその後村内の各所にあった神社を合わせ祭っています。
 本殿の屋根は比翼神明造りで美しく周囲は県指定天然記念物カヤをはじめケヤキ、杉、桧などの大木でおおわれている。
 江戸時代には俳諧が盛んな地域で奉額が町指定文化財である。

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拝殿
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手水舎
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素晴らしい本殿
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境内社
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拝殿
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「風の谷のナウシカ」の中のセリフです。

 ≪きれいな水と空気のなかではムシゴヤシだってこんなかわいい木にしかならないの、瘴気も出さないとわかったわ。汚れているのは土なんです。このものたちのせいではないのです≫

久万高原町の神社は、 山の中でも、蚊に刺さることがあまりありませんでした。
私は、蚊に刺されやすい体質なのか、神社に行くと、蚊がむらがるように体にとまります。
でも、久万高原町では、 木が生い茂る中を歩いても、蚊がいないのです。

それは、そこにある水が、綺麗だからかもしれません。
美しい水の場所では、蚊は生まれないのかもしれません。

私たちは、 水を汚し、土を汚し、 空気を汚す。
それによって生まれた生物たちは、 私たち人間が作り出しているのかもしれません。

風の谷のナウシカの中で、ナウシカが言ったこの言葉が、 強く心に響きました。




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愛姫伝神社・お寺・観光マップ
by ldc_nikki | 2011-08-28 04:06 | 愛媛県久万高原町

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by 愛姫
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