封印の秘密を語る 「籠神社」 高知県土佐町
2012年 01月 10日
今日は、先日の続き高知県です。
国道439号線を、大豊町方面へ走り土佐町へ。
この日、道路地図を眺めていて、目に飛び込んできた 「籠神社」。
どんな神社かもわからず、「籠」 という文字に引き寄せられるように向かいました。
土佐町西石原へとたどり着いたのですが、もっていたのは愛媛の道路地図でしたので、高知県はおおまかな地図しかなく、とりあえず神社のある方向へ左折。
民家が並ぶ細い道路を走っていたのですが、神社らしき場所が見つからずどうしようかと思っていると、前から男性が歩いてきました。
籠神社の場所を、教えていただいたのですが、はっきりとわからずとりあえず来た道を引き返していると、また一人男性が歩いてきました。
やっと、はっきり場所がわかり、神社へ。
そして、この二番目に道をうかがった方が、その後すぐ、籠神社のお世話をしている方へ私たちのことを話してくださったようで、私たちが参拝を終えて神社を出ると待っていました。
そして、詳しいことを教えてくださるとのことで、いきなり初対面の見ず知らずの私たちを、自宅へ案内してくださったのです。
そして、自宅へ行くと、ご主人がいらっしゃり、奥の部屋から土佐町の村誌を持ってきてくださり一緒にいろいろ調べてくださり、更に、神社や村の伝説が書かれてある部分を全部コピーしてくださったのです。
帰るときには、いろいろわかったら、ぜひまたお話を聞かせてくださいと言ってくださり、初めての高知訪問は、素敵な出会いで始まりました。
あの時、道を尋ねていなければ出会いはなかったかもしれないと思うと、道に迷いながらいくことにも意味があるんだなと、つくづく思った一日でした。
高知県土佐町西石原。
村誌を読むと、土佐町には、驚くほど多くの大蛇伝説があります。
ここだけでも、何度も訪れないと回りきれないほどです。
そして、思ったとおり、ここ「籠神社」は、姫の封印と繋がる言い伝えがありました。
籠神社が鎮座する、西石原のお隣、東石原は、昔一つの村でした。
そのお隣、東石原には、「河内神社」 が氏神として鎮座されますが、この二つの神社 「籠神社」と「河内神社」は、 兄弟とも姉妹とも言われています。
そして、河内神社へ参拝する前に、先に籠神社へと参拝する慣わしもあるそうなのです。
しかし、兄弟、または姉妹とも言われる二つの神社の祭神は、一見全くつながりのなり神さまが祀られています。
籠神社は、「天水分命」 河内神社は 「大山祇神」 です。
この二つの祭神の名前を見て、はっきりしました。
ここも、瀬織津姫が封印された神社。 そして、籠神社に姫は今も祀られ、姫の封印後変えられた神「大山祇神」 が、河内神社へと祀られ、その二つが、同じだと後世に伝え続けてきたのです。
「天水分命」(あまのみくまりのみこと) の 「水分(みまくり)」 とは、「みこもり」 のことです。
「みこもり」 とは、 み(蛇)こもり(籠)。
蛇を籠の中で閉じめた神という意味だったのです。
天水分命とは、 籠の中に閉じ込められた天の蛇(龍)の神、それは、瀬織津姫のことです。
瀬織津姫の封印のために祀られた 大山祇神が、兄弟、姉妹として祀られているこの場所は、姫の封印の事実を今も伝える大事な神社だということが言えると思います。
杉や檜に囲まれた 「籠神社」 は、今も、瀬織津姫の封印の真実を伝え続けているのかもしれません。
神社は、このながいそばしの近くにあります。


鳥居

狛犬

拝殿。 やはり高知県と愛媛県の神社はつくりが違います。特に、瓦が高知県はとてもシンプルです。


本殿です。また本殿の横には、夫婦杉があります。


偶然たどり着いた神社が、姫の封印の場所でした。
でも、そのことがわかったのも、親切に教えてくださった総代さんご夫婦のおかげです。
本当に、ありがとうございました。

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