蛇池
2012年 02月 19日
今日は、松山の考古博物館に行ってきました。
毎週松山に行っているのに、今まで一度も行っていませんでした。
今日は最初にこれもまたいつも通っている場所なのに、一度も行っていなかった 「天山神社」へ行き
神社に行った後、突然思い立ち、博物館へ。
すると、ちょうど「祈りの器」という特別展をしていて、それを見たあと、学芸員の方に少しお話を聞いて、本を二冊買い帰ってきました。
このお話はまた後日させていただこうとおもうのですが、ここで一つのヒントを頂きました。
学芸員の方も、親身にお話を聞いてくださり、いつまでもまた聞きにきてくださいと。
ありがたいです^^ (出会いに感謝)
やっぱり、神社だけではわからないこともあるので、これからは、少し考古学の勉強もしなくては^^などと思っています。
では、今日は、今治市桜井に残る、一つの龍伝説のお話です。
ここは、今治市と旧東予市との境目にある小さな池。
この近くには、今度お話しますお寺があるのですが、この池やお寺には「龍」の伝説があります。
この池は、蛇池湿地帯と呼ばれ、約86種類もの植物が自生しています。
その中には愛媛県絶滅危惧種に指定されているものも多数存在して、わずか50アールほどしかないこの土地でこれほどの植物群が見られることは奇跡だといいます。
昔は、松山地方にも多くあったと思われる、湿地地帯。
ここは、そんな古代の自然がそのまま残る、とても貴重な場所だといいます。
そして、ここにはいつのころからか伝わる 「龍女」の伝説があります。
この龍女も、もしかしたら姫が消された姿の一つかもしれません。
昔、医王池(蛇池)に一匹の女龍が棲んでいて、時々竜宮の乙姫を思わせるような美しい女性に化けて姿を現わし村人達を喜ばせていた。
どんな日照りの年でもこの池は水に不自由をすることがありませんでした。
ある年、数十日間干天が続き、田畑の作物は枯死状態になっていました。
それでも里人は女龍のために少しばかりの池の水をのこしていました。
日照りが続きました。
里人たちは残した水を眺めながら、女龍様にお願いしてこの水を頂こうと話し合っていた。
これを聞いて女龍は「この池を出て海へ行こう」と池の東北の隅から山を越して海岸へでていったといいいます。
そして、「蛇越し池」の名はこれから付いたとそうです。
この池のすぐ側に、そんなに高くない山があり、それを越えるとすぐ海岸があります。
龍は、この山を越え、海へと出ていったのです。
この池のすぐ側には、三島神社があります。
今回は、神社へは行っていないのですが、この峠は、今治へと入るために越える 「最後の砦」でもあります。
この地では、数々の戦いが行われてきました。
この伝説もまた、そんな戦いの中で生まれた伝説の一つかもしれません。
蛇池
そして、この海が龍女が出て行ったといわれる海です。
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